関ジャニ∞ 安田章大、『嘘八百 なにわ夢の陣』で7年ぶりの映画出演 「幸せで光栄です」

 2023年1月に全国ロードショーされる中井貴一と佐々木蔵之介のW主演映画『嘘八百 なにわ夢の陣』に関ジャニ∞の安田章大が出演することが発表された。

 本作は、シリーズ第1弾『嘘八百』、第2弾『嘘八百 京町ロワイヤル』に続く、お宝コメディ『嘘八百』シリーズ第3弾。前2作を手がけた武正晴が引き続き監督を務め、脚本はシリーズお馴染みの今井雅子と、最近は監督としても活躍し、2023年度後期NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で脚本を務めることが発表された足立紳のコンビが手がける。音楽は、2022年度後期NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』でも音楽を担当する富貴晴美が続投。

 2018年に公開された『嘘八百』は、国宝級茶器をめぐり、強欲うずまく人間たちの化かし合いが二転三転する物語。2020年に公開された『嘘八百 京町ロワイヤル』では、ヒロインを広末涼子が務め、京都を舞台に恋の火花を散らしながらさらにスケールアップした演技合戦が繰り広げられた。

 第3弾となる本作では、詐欺師まがいの古美術商・小池則夫と、うだつの上がらない陶芸家・野田佐輔のコンビが復活。これまで千利休、古田織部の茶器をめぐり大騒動をおこしてきた2人が今回目をつけたのは、かつて豊臣秀吉の出世を後押ししたと言われる七つの縁起物「秀吉七品」。その七品とは、懐で温めた信長の草履、戦で顔につけた面頬、獅子の飾りをつけた兜、桐の文様の軍配団扇、有馬温泉の湯殿の瓦、黄金の風炉、鳳凰の銘がついた茶碗。中でも“鳳凰”は、これまで「鳳凰を宿して光輝くうつわ」としか記録がなく、幻のお宝として伝説になっていた。本作の舞台は大阪。今年天守閣復興90周年となる大阪城での撮影も敢行し、骨董ファンのみならず、歴史ファンの興味もそそる豊臣秀吉の1億円級のお宝“鳳凰”をめぐり、三たび抱腹絶倒の騙し合いが繰り広げられる。

 安田が演じるのは、カリスマ波動アーティスト・TAIKOH。“波動アーティスト”として、神秘の舞のような動きで大きなキャンパスに絵を描き、それらの絵とともに自身もカリスマ的な人気を誇る謎の人物だ。安田にとっては7年ぶりの映画出演ということで「シリーズ1と2で既に“出来上がっている”作品に出演させていただき、幸せで光栄です。監督との最初の打ち合わせで、『普段自分で絵を描く時は、感じたものが降りてきた瞬間に描きます』と話したのですが、その着想を脚本に入れてくださったのか、TAIKOHと自分は似ていると思う部分もありました」とコメントしている。また『嘘八百』シリーズのプロデューサーを務める東映ビデオの佐藤現は「安田章大さんの創り手、表現者としての情熱的で真摯な眼差しが、今作に登場する孤高のアーティスト・TAIKOHのイメージにぴったりと重なり、ご出演をお願いしました。武監督の演出との化学反応により、こちらの想像を越えたゾクゾクするほど魅力的な TAIKOH 像を生み出していただきました」と安田の演技を絶賛している。

安田章大(TAIKOH役)コメント

シリーズ1と2で既に“出来上がっている”作品に出演させていただき、幸せで光栄です。TAIKOHは“波動アーティスト”ですが、繊細な部分を持ち、それを自己表現している人物です。その内面の繊細さにより、「ちょっとよく分からない人」「変わっている人」として扱われたくないなと意識していました。
監督との最初の打ち合わせで、「普段自分で絵を描く時は、感じたものが降りてきた瞬間に描きます」と話したのですが、その着想を脚本に入れてくださったのか、TAIKOHと自分は似ていると思う部分もありました。ですが、僕はTAIKOHのように、ミステリアスで独特な空気をまとっている人間ではなく、ただただネアカなタイプなので(笑)、そこは自分との違いが大きかったかもしれません。
中井さんや佐々木さんやその他ベテランのキャストの皆さんと共演させていただき、とても贅沢でした!
皆さんのその場で対応できるお芝居の技量、表現力、表情、言葉の言い回し、語尾の落とし方、ブレスなど、すぐに真似できることではありませんが、一緒に芝居をさせていただくことで少しずつ自分に経験値がたまっていく感覚がありました。「現場で学ぶことが全てなんだ」とジャニ―さんがおっしゃっていましたが、それが財産だと改めて感じました。『嘘八百 なにわ夢の陣』、是非見てください!

■公開情報
『嘘八百 なにわ夢の陣』
2023年1月公開
出演:中井貴一、佐々木蔵之介、安田章大
監督:武正晴
脚本:今井雅子、足立紳
音楽:富貴晴美
製作幹事:東映ビデオ
制作プロダクション:アークエンタテインメント
配給:ギャガ
(c)2023「嘘八百 なにわ夢の陣」製作委員会

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