新海誠『すずめの戸締まり』ヒロインが原菜乃華に決定 「目の前がキラキラ輝いてます」
新海誠監督最新作『すずめの戸締まり』のヒロイン・岩戸鈴芽役が原菜乃華に決定した。
本作は、『君の名は。』(2016年)、『天気の子』(2019年)に続く、新海監督3年ぶりとなる最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語だ。原には、以前から大好きだったという新海監督から直接、最終選考と称したサプライズの形ですずめ役に決定したことを告げられた。原は号泣しながらも「頑張ります!」と宣言した。「中学1年生の夏、新海監督の作品を初めて映画館で観た時の、あの一生忘れる事の出来ない胸が震えるような感動を、まさか自分が届ける側になるなんて、全く実感がわきません」と戸惑いを感じつつも、「不安やプレッシャーも大きいですが、監督はじめスタッフキャストの皆さまと一緒に、岩戸鈴芽として、喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、沢山悩み考え、成長していけたらと思っています」と、喜びの気持ちと抱負を語った。
原は今作がアニメ声優初挑戦となるが、新海監督は原の才能について「感情と声の距離が、誰よりも近い」ところだと語った。「分厚い雲が吹き払われた瞬間のような眩しくて鮮やかな感情を、原さんならばすずめにたっぷりと与えてくれるはずです。それが今から楽しみでなりません」とニューヒロインの誕生に期待を寄せた。
コメント
原菜乃華(岩戸鈴芽役)
いまもまだ夢なんじゃないかと気持ちが落ち着きません。中学1年生の夏、新海監督の作品を初めて映画館で観た時の、あの一生忘れる事の出来ない胸が震えるような感動を、まさか自分が届ける側になるなんて、全く実感が湧きません。でも何か物凄い事が動き始めたような感覚に、今は目の前がキラキラ輝いています。
『すずめの戸締まり』は、今の世の中で少しずつ薄れてしまった、人と人との繋がりや温かさ、本当に大切なものに気づかせてくれる物語だと思います。映画館を出た時、目に映る全てが前より鮮明に輝くような、自分の周りの人達も、自分の事も、大切にしたいと思えるような素敵な作品です。
新海監督作品の大ファンであるが故に、不安やプレッシャーも大きいですが、監督はじめスタッフキャストの皆さまと一緒に、岩戸鈴芽として、喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、沢山悩み考え、成長していけたらと思っています。
新海誠監督
感情と声の距離が、誰よりも近い。それが原菜乃華さんの稀有な才能だと思います。
分厚い雲が吹き払われた瞬間のような眩しくて鮮やかな感情を、原さんならばすずめにたっぷりと与えてくれるはずです。それが今から楽しみでなりません。
■公開情報
『すずめの戸締まり』
11月11日(金)全国公開
原作・脚本・監督:新海誠
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:土屋堅一
美術監督:丹治匠
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
制作プロデュース:STORY inc.
配給:東宝
(c)2022「すずめの戸締まり」製作委員会