『パリピ孔明』英子とKABEが見つけた“自分らしさ” 謎の人物・唐澤の正体とは?

『パリピ孔明』英子とKABEが“自分探し”

 TOKYO MXほかにて放送中のTVアニメ『パリピ孔明』。第8話「自分を探す」では、「10万イイネ企画」のために英子とKABEがそれぞれ自分探しを始める過程が描かれた。英子は七海との路上ライブを通して自分らしさのあり方に気づき、KABEも過去の友人と出会い原点に立ち返るのだった。

 ふとした出会いから一緒に路上ライブをやるまでになった英子と七海。すでにアメリカの歌姫であるマリア・ディーゼルの楽曲を自分のモノにしている七海に感心した英子だったが、彼女も負けじと歌声を重ねていく。そのハーモニーは通りすがりの人をも巻き込み、彼女たち周りは熱狂を帯びていた。

 だが、英子は路上ライブを通して圧倒的に歌の技術が足りないことを思い知り、上手くなろうと決意を新たにする。そんなある時、BBラウンジで練習をしている英子の前にKABEが現れ、自作の楽曲「六本木うどん屋(仮)」を披露してほしいとお願いされる。アカペラで歌唱を始める英子に合わせるように、KABEも即興ラップを重ね合わせていく。自分探しの途中とはいえ、2人の歌声はすでに息ぴったりだ。しかし、2人は「自分に何が足りないのか」の答えはまだ見つけられていない。そこで英子はKABEに原点に立ち返るのはどうかと提案するのだった。

 「この計略の肝は英子さんの歌にかかっています」「君は自分がないね」とこれまで受けた言葉を思い出す英子。時間だけが過ぎていくばかりでいまだ変わることができない自分に対して焦りを感じ始めていた。「どうしたら変われるのだろう」と思い悩む英子を見かねた七海は銭湯に誘うのだった。思い詰めていては変われるものも変われなくなってしまう。七海の気づかいは英子にとって歌うことを見つめ直すきっかけとなったはずだ。お風呂場でのハモリシーンは歌うことの喜びが詰まっていたような気がした。

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