家出をした女性の物語 マチュー・アマルリック最新監督作『彼女のいない部屋』8月公開
マチュー・アマルリックの最新監督作『Serre Moi Fort(英題:Hold Me Tight)』が、『彼女のいない部屋』の邦題で8月26日より全国順次公開されることが決定した。
俳優としての代表作に、『そして僕は恋をする』(1997年)、『キングス&クイーン』(2004年)、『潜水服は蝶の夢を見る』(2007年)、『007/慰めの報酬』(2008年)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年)などを持つアマルリック。監督としては1997年に中長編『スープをお飲み』を発表。本格的な長編監督第1作の『さすらいの女神たち』ではカンヌ映画祭監督賞・国際映画批評家連盟賞を受賞し、2017年の『バルバラ セーヌの黒いバラ』はカンヌ映画祭ある視点部門の開幕作に選ばれた。本作は、そんなアマルリックの4作目の本格的長編監督作となる。
主演を務めるのは、ポール・トーマス・アンダーソン監督のアカデミー賞受賞作『ファントム・スレッド』や、M・ナイト・シャマラン監督作『オールド』、ミア・ハンセン・ラヴ監督の『ベルイマン島にて』に出演するヴィッキー・クリープス。昨年のカンヌ国際映画祭で新設されたカンヌ・プレミア部門に選ばれ、フランスのアカデミー賞といわれるセザール賞では各主要部門にノミネートされた。
フランス国内で絶賛が寄せられている本作だが、海外資料にあるストーリーは「家出をした女性の物語、のようだ」という1行のみ。フランス公開時にも、物語の詳細は伏せられ、展開がわからないようになっている。
あわせて公開された海外版ポスターでは、主演を務めるクリープスの姿が収められている。
■公開情報
『彼女のいない部屋』
8月26日(金)より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開
監督・脚本:マチュー・アマルリック
出演:ヴィッキー・クリープス、アリエ・ワルトアルテ
配給:ムヴィオラ
2021年/フランス/97分/DCP/カラー/日本語字幕:横井和子/原題:Serre Moi Fort/英題:Hold Me Tight
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