小関裕太と佐久間由衣が“あるある”体現 『恋するチャミスル』から紐解く韓国ドラマの魅力

『恋するチャミスル』から紐解く韓ドラの魅力

 チャミスルを代表とする韓国のお酒を販売する眞露株式会社が、『恋するチャミスル』という韓国ドラマあるあるを描いたCMを発表し、韓ドラファンの間で話題になっている。

 昨年12月に発表された、小関裕太と佐久間由衣が韓ドラ風のショートムービーを作り上げたCMはYouTube上で355万回以上再生されている。ドラマでよく聞くセリフは韓国語で、それ以外は日本語で会話をされていて、クスッと笑えてしまう。また韓ドラあるあるの見出しも面白く描かれていて、さらに共感を呼ぶ。

 4月に公開された2作品目は、御曹司との恋を描いたお話で、こちらもたった2週間で325万回再生されている。コメントには日本語だけでなく、様々な言語でも感想が寄せられていて、2作品あわせて830件。国内だけでなく、海外でも大きな共感を呼んでいる。一体どんな“あるある”なのか、2作品を紐解いてみよう。

 1作品目は、全てのラブコメ要素を盛り込んだあるあるが描かれていて、冒頭の“全力スローモーション”からいきなりインパクト大だ。“ギガひとくち”のように、ドラマ内でとても美味しそうに食べるシーンが多い。食事のシーンが非常に多く、お腹が空いてしまうのも韓国ドラマの特徴だ。そしてお酒を飲んで、酔っ払った彼女に見惚れちゃう“うっとりマン”や、キスしたい、触れたいけど“ためらいの距離感”。そして、酔っ払った彼女に思わず“うっかり告白”は、二人で食事をしているシーンがあったら覚悟をしていて欲しいほどよくあるシーンだ。

 二人を取り巻く、周りの人たちの障害も大きいことがほとんどだ。“オモニブロック”は、彼のお母さんが二人の交際について嫌味を言う。お母さんからの信頼を得て、初めて二人は心置き無く交際できるようになるのだ。恋のライバル出現の“微妙な三角関係”、ライバルから彼女を奪うために手をとって彼女を引き寄せる“ジェラシー・ホールディングス”。ライバルではなく、二人を応援するだけの“幼なじみクン”が登場するパターンもある。

 二人がすれ違い、悩む彼を引き立たせるために演出される“苦悩のシャワー”は、人気俳優がシャワーを浴びているシーンを見ることができるので、色んな意味で印象が強い。苦悩の末に、彼女に距離を置きたいや別れたいと言う彼に対して、彼女は悔しさを表すために“攻撃力“0”パンチ”を彼に喰らわす。彼女の涙を拭う“親指ワイパー”の仕草、そして色々なアングルから何回も繰り返す“エンドレス・ハグ”は、キスシーンでもお決まりのパターンだ。そして最後に“チャミスルで仲直り”。ワイワイと飲むこともあれば、男女や友達同士で飲んでいるシーンも多いのが韓ドラあるあるだ。

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