【ネタバレあり】『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』トリビア解説
さて、お次はポストクレジットシーンについて解説しましょう。セロンがまさかの登場です! 彼女の役はクレア。ダーク・ディメンションの魔法使いで、コミックでは映画『ドクター・ストレンジ』のヴィランだったドルマムウの姪(!)。しかも、後にストレンジの弟子となり、恋人になります。果たしてコミック通り、2人は結ばれるのか気になります。この先ストレンジの映画が作られるとしたら、クリスティーンに変わる相手役でしょうか? とにかくセロンのMCU入りを歓迎したいです。
実は予想とハズれたことがいくつかあるのですが、僕は海のヒーロー、ネイモア・ザ・サブマリナーが本作に登場すると思ってました。実際初期の構想ではそのアイデアがあったようです。というのも、ネイモアはコミックではイルミナティのメンバーだし、『MoM』の冒頭で暴れまくる一つ目タコ怪獣はガルガントスといってネイモアのコミックに登場します。どうやらネイモアの登場はブラックパンサーの続編『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー(原題)』までお預けのようですが。
そして、『MoM』はライミ監督映画としても話題です。まず、ちょうど20年前の5月、ライミ監督の『スパイダーマン』が公開されました。そして実はライミ監督は2004年の『スパイダーマン2』の中で「ドクター・ストレンジ」という言葉をセリフの中に登場させています。また、『スパイダーマン2』でピーターがバイトするピザ屋さんの住所は「233 Bleecker Street」(実際にあるそうです)。ストレンジのNYのサンクタム・サンクトラムの住所は「177A Bleecker Street」という設定なので、実はご近所なのですね。
まだまだ気づいていないネタがあるかもしれませんが、映画館で要再チェックです。
あ、最後に。ストレンジのあの腕時計。「ジャガー・ルクルト マスター ウルトラ スリム パーペチュアル」という超高級腕時計で250万円ぐらいします。なので、買う方はそれなりの覚悟をしてください(笑)。
■公開情報
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
全国公開中
監督:サム・ライミ
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、エリザベス・オルセン、ベネディクト・ウォン、レイチェル・マクアダムス、キウェテル・イジョフォー、ソーチー・ゴメス
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2022