清野菜名、『キングダム2』で本格アクションに原点回帰 結婚&第一子で広がる演技の幅
2019年邦画実写作品で興行収入1位を獲得した『キングダム』の続編、映画『キングダム2 遥かなる大地へ』が7月に公開される。その中でも、追加キャストの1人、清野菜名が注目を集めている。もともとアクションができる俳優として名を上げてきた一方、昨今はアクションのない作品への参加も増えてきた彼女。本稿では、そんな彼女のキャリアを改めて振り返っていく。
清野が『キングダム2 遥かなる大地へ』で演じるのは、華麗な剣術を魅せる・羌カイ。彼女の出演に対し「楽しみ!」「これは期待できる」とポジティブな声が多く寄せられたのを見て、アクションができる俳優として、世間から認められていることを再確認させられた。
近年、恋愛ものや学園ものへの出演が続いていた清野だが、もともとは2014年公開の映画『TOKYO TRIBE』で見せた本格アクションでブレイク。高校時代からアクション部に所属するほか、アクション監督・坂口拓のアクション養成所でボクシングや立ち回り、アクロバットなどの本格的な訓練を受けた経験が、同作の監督・園子温の目に止まって掴んだ出演だった。
翌年に公開された映画『東京無国籍少女』では初主演を果たし、血まみれの激しいアクションを披露。その後はゴールデンタイムでのドラマ『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』(TBS系)や、ヒロインを務めた『今日から俺は!!』(日本テレビ系)、横浜流星とW主演を務めた『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(読売テレビ・日本テレビ系)などの作品に出演。爽やかな顔立ちからは想像できないアグレッシブな姿を披露するたび、視聴者をあっと驚かせてきた。
また、そのアクションスキルに驚いたのは視聴者だけではない。ジャパンアクションアワードベストアクション女優賞を1回、同賞の最優秀賞を2回受賞するなどでプロからも評価を得ている。圧倒的な努力と実力で、アクションのできる若手俳優というポジションを築いたのだ。