『キングダム2 遥かなる大地へ』羌カイ役で清野菜名が出演 「戦闘モードになりそうです」
今夏公開予定の『キングダム2 遥かなる大地へ』に清野菜名が羌カイ役で出演することが決定した。
時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・エイ政(後の秦の始皇帝)を壮大なスケールで描く漫画『キングダム』(原泰久/集英社)。2006年1月より『週刊ヤングジャンプ』にて連載を開始し、現在までに単行本は63巻まで刊行され、累計発行部数8400万部超(2021年12月現在)を記録している。その実写映画版『キングダム』は、2019年4月19日に公開、興行収入は57.3億円を突破し、2019年に公開された邦画実写作品で1位を獲得した。
信にとっての初陣、大将軍への第一歩でもある“蛇甘平原”の戦いを描く本作では、前作に引き続き、佐藤信介が監督を務め、主人公の信役に山崎賢人、エイ政役に吉沢亮、河了貂役に橋本環奈、王騎役に大沢たかおが再集結。脚本は前作に続き黒岩勉と原作の原泰久が担当し、原作者自らが考案した映画オリジナルのシーンやセリフを加筆した。
清野が演じるのは、原作でも人気の羌カイ。羌カイは、哀しみの一族とも呼ばれる、千年を超える歴史を持つ伝説の暗殺一族“蚩尤”の一人。 特殊な呼吸法を操る“巫舞”により、その身に神を堕として戦う。敵か味方か、その素性は謎に包まれている。制作陣が羌カイを演じるキャストに求めていたことは「ルックスだけでなく、今まで見たこともないアクションに挑むために持っていなければならない身体能力の高さと素養。さらに羌カイというキャラクターが持つ哀しみを表現できる高い演技力」であったといい、松橋真三プロデューサーの「全てをはねのけてファンを納得させられるのは、清野さんしかいないと思った」という想いに応え、今回出演を果たす。
あわせて公開された新ビジュアルからは、どこか哀愁があり、それでいて力強い視線を送る、清野演じる羌カイの横顔が切り取られている。
キャラクターPVでは、羌カイのそのしなやかな動きで敵をなぎ倒すシーンも捉えられている。
清野自身、クランクインにあたり「普段あまりプレッシャーを感じないタイプだと思っていましたが、今回はプレッシャーを感じています。前作『キングダム』を観たとき出演者みなさんが本当に素晴らしく、とても興奮しました。続編に参加させていただけることが本当に光栄です。とにかく一生懸命みなさんについて行って、カッコいい羌カイを演じられればいいなと思います。期待を裏切らないようにがんばりたい」と語っており、大役を務めることへのプレッシャーを感じながらも羌カイへの強い意志を持って撮影に挑んだ。
単なるアクションではなく、巫舞と呼ばれる羌カイ特有の舞うような剣術を身につけるため、3カ月に及ぶトレーニングを積み重ねた清野は「ずっと正解のないまま一生懸命もがいている感じでしたが、家にいる時、テレビを見ていてもドライヤーをしていても四六時中羌カイの事を考えて生活してきたので、徐々にその動きが染みついていった気がします。これまでのアクションではやったことない動きばっかりで、経験したことがない筋肉痛になり、これは“羌カイ痛”だねって(笑)」と撮影時を振り返った。
体の全ての動きを柔軟に使ったしなやかでどこか神秘的な動きを見せる清野について、アクション監督の下村勇二は「アクションセンスが本当に素晴らしく、ポテンシャルの高さを感じました。普通の俳優では到達できないレベルまで動けるようになり、清野さん以外は誰も演じることが出来ない実写オリジナルの羌カイが誕生しました」と絶賛。実際に演出した佐藤監督も「羌カイの、闇に包み隠された哀しみ、厳しさ、強さ、そうしたものの奥にたぎる情熱を、静かに、時に目にもとまらぬスピードを伴って表現された。思い描いていた羌カイが、目の前に居ました」と語っている。
さらに、前作に続き黒岩と脚本を担当した原作者の原も、自身が考案した羌カイが重要な役割として描かれているオリジナルシーンを含めて「卓越した身体能力の持ち主の清野さんのアクションは、まさに羌カイそのものでした。ドラマ部分でも、後半は羌カイが出てくるだけで涙が溢れました」とコメントを寄せており、大満足の様子。清野自身も「スクリーンにどう映し出されるのかすごく楽しみです」と自信を滲ませた。
コメント
清野菜名
『キングダム2 遥かなる大地へ』羌カイ役で出演します。
生きる目的は復讐。仇を取るため緑穂(りょくすい)と共に何ヶ月も剣捌きの練習をしました。
目標は羌カイの舞の様な独特なリズムで敵を薙ぎ倒していく「人間離れした動き」。
それを常に意識しながらアクション部の皆さんと身体の細部まで一から作り上げていきました。
撮影では、生きるか死ぬかの緊迫した激しいシーンも多く、生き延びる為、一生懸命戦いました。
思い出すだけで目の奥が熱く戦闘モードになりそうです。
格好良い羌カイを目指して挑みましたので楽しみにして頂けると嬉しいです!
原泰久(原作)
『キングダム2』にて、ようやく羌カイの登場です。
原作では特殊な剣技で漫画的強さを披露する羌カイ。
演じられるのは本当に大変だと思いましたが、卓越した身体能力の持ち主の清野さんのアクションは、まさに羌カイそのものでした。ドラマ部分でも、後半は羌カイが出てくるだけで涙が溢れました。
早く皆さんにもスクリーンで観ていただきたいです。
松橋真三プロデューサー
羌カイに相応しいのはそのルックスだけでなく、今まで見たこともないアクションに挑むために持っていなければならない身体能力の高さと素養が必要です。さらに、キャラクターの持つ哀しみを表現できる高い演技力も求められます。
大人気キャラクターですのでプレッシャーも相当と思われましたが、全てをはねのけてファンを納得させられるのは、清野さんしかいないと思いました。
佐藤信介監督
清野さんには、無表情の中からも、秘められた物語が感じられました。静かな微笑みの中から、哀しみが感じられました。暗殺者、羌カイの闇に包み隠された哀しみ、厳しさ、強さ、そうしたものの奥にたぎる情熱を、静かに、時に目にもとまらぬスピードを伴って表現された。それでいてどこか、そこはかとない愛らしさがあって、信がそう願ったように、いつかまた会いたいと思ってしまう。思い描いていた羌カイが、目の前に居ました。
下村勇二アクション監督
蚩尤である羌カイが使う暗殺術がただの剣術アクションにならないように、古武術やウエイブなどの身体操作を取り入れ説得力ある動きを目指しました。清野さんはアクションセンスが本当に素晴らしく、ポテンシャルの高さを感じました。
アクション練習というよりは修行に近かったですね(笑)。結果、普通の俳優では到達できないレベルまで動けるようになり、清野さん以外は誰も演じることの出来ない実写オリジナルの羌カイが誕生したと思います。
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記。
※羌カイの「カイ」は「やまいだれに鬼」が正式表記。
■公開情報
『キングダム2 遥かなる大地へ』
今夏公開
出演:山崎賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名ほか
監督:佐藤信介
脚本:黒岩勉、原泰久
音楽:やまだ豊
原作:『キングダム』原泰久(集英社『週刊ヤングジャンプ』連載)
(c)原泰久/集英社 (c)2022 映画「キングダム」製作委員会
公式サイト:http://kingdom-the-movie.jp
公式Twitter:@kingdomthemovie
公式Instagram:@kingdom_movie