2022.04.03 12:00

乃木坂46 岩本蓮加、憧れだった女優の仕事とグループへの思い　「新しい私を見せられたら」

文・取材＝宮川翔、写真＝池村隆司、動画＝井口聖也

「グループは“ホーム”というか、家族みたいな存在」

ーー乃木坂46としては、1期生や2期生の卒業だったり、5期生が新加入したりと、転換期を迎えているように感じます。

岩本：私たち3期生は、1期生、2期生の先輩方の背中を見て活動してきたので、グループを作り上げてくださった先輩方がいなくなっていくのは、正直すごく不安だし、心細いところもあります。ただ、今は後輩の方が圧倒的に人数が多くなったので、5期生にとっての私たちの存在が、3期生から見た1期生のような存在になれるように、もっと頑張っていかないといけないなと思っています。乃木坂は現在10周年という節目で、また新しい挑戦をしているなと感じてもいるので、私としても今後が楽しみです。

ーー乃木坂46に3期生として加入してからだいぶ時間が経っているのであまり実感がわかないですが、岩本さんはまだ18歳なんですよね。

岩本：そうなんですよ（笑）。12歳のときに乃木坂に入ったので、今年6年目になります。改めて考えると、自分でもビックリですね（笑）。

ーーちょうどこの3月に高校卒業を迎えられたんですよね。

岩本：はい。でも、私は毎日のように高校に通えていたわけではなかったので、卒業してもあまり変わらないかもしれないです（笑）。学校の友達にはなかなか会えなくなっちゃう寂しさはありますけど……。今までは学生と乃木坂を両立することが当たり前でしたが、これからは乃木坂1本になるので、今後はよりグループの活動に注力できるようになるのかなと。生放送の歌番組とかも、深夜のものは出れなかったりすることが多かったんですが、それが出れるようになるので、活動の幅も広がるのかなとは思います。

ーーもし乃木坂46に加入していなかったら……ということを考えることもありますか？

岩本：私は中1のときに加入して、あまり思うような学生生活を送ることができなかったので、すごく勉強して、受験して、大学に入って……みたいな人生もあったのかなって考えることはあります。特に去年は同期の大園桃子が卒業したので、今後のことを含め、自分自身と向き合う時間がありました。卒業された皆さんも、明確な目標を持ってそれぞれのフィールドで活動されているので、素敵だなと思います。

ーー今回の映画のように、今後は個人としての活動も増えていきそうですね。

岩本：私はこういう外でのお仕事というか、乃木坂以外でのお仕事が、今まではすごく少なかったんです。なので、今回の映画が新しいスタートになって、お仕事の幅がもう少し増えていけばいいなと思っています。それこそ高校卒業のタイミングでもあるので、何か新しいことを始められたらいいなと。

ーーグループから離れて個人で活動するのは、やはり普段のグループでの活動とは違うものですか？

岩本：全然違いますね。やっぱりメンバーと一緒にいると安心しますし、1人だと不安でしょうがないです。やっぱりグループは“ホーム”というか、家族みたいな存在ですね。だから1人でパッと外に出たときに、ちょっと怖気づいちゃうんですけど（笑）。でも、ここで学んだことをグループに持ち帰って、新しい私をファンの方々に見せられたらなと思っています。

映画『世の中にたえて桜のなかりせば』岩本蓮加（乃木坂46）さんからメッセージ到着！

■公開情報
『世の中にたえて桜のなかりせば』
公開中
出演：岩本蓮加（乃木坂46）、土居志央梨、郭智博、名村辰、柊瑠美、伊東由美子、徳井優、吉行和子、宝田明
監督：三宅伸行
脚本：敦賀零、三宅伸行
エグゼクティブプロデューサー：宝田明
配給：東映ビデオ
(c)2021『世の中にたえて桜のなかりせば』製作委員会
公式サイト：https://www.toei-video.co.jp/sakuramovie2022/