『ちむどんどん』川口春奈×黒島結菜が受ける不条理が切なすぎる 賢秀の後始末が姉妹に
不条理に苛まれた人物がもう一人いる。暢子だ。気晴らしに早苗(高田夏帆)と智の働く例のハンバーガー屋に行き、美味しい食事に舌鼓を打っていたと思いきや、賢秀が殴った眞境名秀樹(時任勇気)がやってきたのだ。偶然ではあったものの、すぐに暢子に気づいた彼は近づき、彼女のつぎはぎだらけの服をバカにする。それだけではない。彼女が貧乏だから、玉の輿をするためにうちの会社に入りたいのではないか、「お前のおかんは何も言わないわけ?」と悉く嫌な言葉を投げつけるのだ。母を侮辱された暢子は彼に殴りかかろうと席を立つも、周囲に止められ踏みとどまる。そして、やはり彼女も今就職先関係で起きているゴタゴタの全てが「自分のせいではないか」と必要以上の自責の念に駆られるのだ。
「うちが甘かったわけ? 早く準備してこなかった私が悪いの?」
誰も完璧な準備なんてできない。若い時なら尚更だ。最初はなんとなくでもいい、そう暢子に声をかけてあげたい。しかし、そんな彼女に追い討ちをかけるように優子の働く共同売店に「暢子が殴った」という電話がきて本日は幕を閉じた『ちむどんどん』第14話。
歌子も本格的に音楽教師の下地響子(片桐はいり)に目をつけられたわけだが、今後の三姉妹はどうなってしまうのか。
■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK