高田夏帆、朝ドラヒロインの親友役を好演 『ちむどんどん』までの多彩なキャリアを追う

高田夏帆の『ちむどんどん』までのキャリア

 ちょっとおバカで憎めない賢秀(竜星涼)、しっかり者の良子(川口春奈)、美味しいものに目がない暢子(黒島結菜)、引っ込み思案の歌子(上白石萌歌)の比嘉家四兄妹が、すっかり青年の姿となったNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』第3週。自然豊かなやんばる地方ですくすく育った彼らは、小さい頃の性格そのまま、賑やかな毎日を送っているようだ。

 暢子は高校生。部活には所属せず、比嘉家の食事当番として家族を支えている。美味しいものが好きな暢子が作ったものはきっと美味しいのだろうと想像するが、本人は、たまには他の人が作ったものが食べたいのだろう。暢子は、高校の陸上部のメンバーとサータアンダギーをかけて勝負し、見事勝利。嬉しそうにサータアンダギーを手にした。

 そんな暢子を「ちばりよー!!」と顔をくしゃくしゃにし、飛び跳ねて応援しているのが、暢子の親友である早苗(高田夏帆)。暢子と早苗は戦利品のサータアンダギーを頬張りながら今後について語り合う。実は、暢子が就職予定だった地元企業は、早苗の父で、共同売店の店主・善一(山路和弘)の紹介だった。なんとか就職が決まりそうで安心した顔を見せる暢子に、早苗は、先ほどとは打って変わった優しく、どこか品の良さを感じさせる笑顔を向けた。

 明るくも凛とした様子が印象的な早苗を演じるのは、近年、ドラマやバラエティでの活躍が目覚ましい高田夏帆。朝ドラ出演は『とと姉ちゃん』(2016年)に続いて2作目となる。犬飼貴丈と赤楚衛二が主演した『仮面ライダービルド』(2017年/テレビ朝日系)でヒロイン役を務めた高田は、その後もさまざまなドラマに出演。長年人気の高いバラエティ番組『王様のブランチ』(TBS系)では2015年から今年の3月までリポーターを務めていた。また、中国放送で、広島東洋カープ戦のテレビ中継が早く終了した時のみ、残りの中継枠で次の番組までをつなぐ「RCCテレビ60年特別企画リリーフドラマ」として不定期で放送された『恋より好きじゃ、ダメですか?』(2019年)に主演し、劇中歌でCDデビューも果たすなど、多彩な面を見せている。

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