米FXとNYタイムズがイーロン・マスクのドキュメンタリー制作へ テスラの事故の真相に迫る
米テスラのCEOであり、『アイアンマン』のモデルにもなったとも言われる実業家のイーロン・マスクが、米Twitterを440億ドルで買収することが決定した4月25日(米現地時間)、米テレビ局FXと米ニューヨーク・タイムズ誌は、マスクに焦点をあてたドキュメンタリーを5月20日(米現地時間)に配信開始することを発表した。
『Elon Musk’s Crash Course(原題)』と題された作品は、FXとニューヨーク・タイムズ紙が共同で制作するドキュメンタリーシリーズ『The New York Times Presents(原題)』の最新作。同シリーズは、ジャネット・ジャクソンからオーストラリアの山火事まで、著名人をはじめとする重要な人物や出来事を幅広く取り上げ、深掘りしていく内容となっており、中でもブリトニー・スピアーズのドキュメンタリー『Framing Britney Spears(原題)』(2021年)と『Controlling Britney Spears(原題)』(2021年)は大きな反響を得た。
エマ・シュワルツが監督を務める『Elon Musk’s Crash Course(原題)』は、マスクおよびテスラ社と、同社の自動運転システム開発への取り組みについて明かされるドキュメンタリー。ニューヨーク・タイムズ紙の取材を基に、テスラのオートパイロット機能(運転支援システム)について、テスラ車が関連する複数の死亡事故について掘り下げるとのこと。政府の調査に対するマスクの姿勢などが、本ドキュメンタリーのバックボーンとなる予定であり、本作にはテスラの元従業員が数名登場し、マスクやオートパイロット機能に関することなどについて、それぞれの立場から意見が述べられる内容となるそうだ。
また、幅広い事業で活躍するマスクに関するドキュメンタリーは本作だけでない。宇宙関連企業スペースXに密着した『リターン・トゥ・スペース』(2022年)が、現在Netflixにて配信中である。
『Elon Musk’s Crash Course(原題)』は5月20日(米現地時間)より、米FXと米Huluで配信開始予定。日本での配信は現時点で未定である。
参照
https://variety.com/2022/tv/news/elon-musk-new-york-times-documentary-fx-1235239488/
https://collider.com/elon-musk-tesla-documentary-new-york-times-presents/
https://www.ign.com/articles/elon-musk-expose-documentary-new-york-times-tesla-crashes