Snow Man 目黒蓮、『教場ll』で見せた俳優としての可能性 『滝沢歌舞伎』がターニングポイント?
1月3日夜、Twitterのトレンドにいきなり躍り出た「#チーズINハンバーグ」に驚いた人も多いのではないだろうか。これは木村拓哉主演ドラマ『教場II』(フジテレビ系)にSnow Manの目黒蓮が出演したシーンから発生したものだ。
二夜連続で放送された『教場II』は、長岡弘樹による同名警察小説を映像化したミステリードラマ。木村拓哉演じる冷徹な教官・風間公親を主人公に警察学校を舞台に繰り広げられる様々な人間模様が描かれた。
目黒は警察一家に生まれ、冷静な観察眼を持つ頭脳明晰な200期生徒のひとり杣利希斗を演じた。4日の後編終了後もSNSを中心にドラマの内容についてはもちろん、目黒の演技にも大きな反響が寄せられた。今回は雑誌の単独表紙を務めれば“サーバーも女子もオトす”と称され、無人島の脱出や、ハンターから逃走する真っすぐな男らしい姿にハートを射抜かれる女性が続出中の目黒蓮の俳優としての可能性を考察したい。
仕事を通じ芝居の引き出しを増やしていくのが目黒流
『教場II』に目黒の参加が発表されて以来、注目が集まり、さまざまな情報も飛び交った。中でもファンが気になっていたのはラブシーンの有無。予告編でベッドの上に手がある場面があったことをきっかけにSNSでは「あの手は目黒くんでは? 」「ベッドシーンがあるのでは? 」というファンが続出し話題となった。また雑誌『日経エンタテインメント!』2021年2月号(日経BP)で全キャストの中で一番早く現場に入ることで有名な主演の木村を、それより先に現場に入った目黒が出迎えていたという情報などもあり、このドラマに対する目黒の意気込みの強さが伝わっていた。
目黒の演じた杣は非の打ちどころのないクールな秀才だが、実際は警察学校を辞めたいと思っている青年。運命の女性と出会い、彼女の妊娠を通じて変化していく1人の青年の心情を繊細な表現なども加えて見事に演じきった。目黒は雑誌『BARFOUT!』2021年1月号(幻冬舎)のインタビューで「思ったことがバチッとできた時の面白さがある」と語っており、緊張感のある中でも芝居することの楽しみを存分に味わっていたことをうかがわせている。また監督や木村のアドバイスを通じて「演じながら自分の引き出しが増えて行くのがわかる」とも語っており、吸収したことを糧とし、次の演技に活かすのが俳優・目黒のスタイルのようだ。