ダニエル・ラドクリフ、アカデミー授賞式の話題に「もううんざり」 関係者の新たな情報も

ダニエル・ラドクリフ、ビンタ騒動に苦言

 連日、ハリウッドを中心に話題が絶えない、アカデミー賞授賞式での「ウィル・スミスがクリス・ロックを平手打ちした件」だが、ダニエル・ラドクリフは、このような状況に「もううんざり」していることを明かした。

 3月31日(英現地時間)、英情報番組『グッド・モーニング・ブリテン』に出演したラドクリフは、自身が出演する最新映画『ザ・ロストシティ』について語った後、番組司会者より「話題の件」について意見を求められると、「私はもう、その件に関して人々の意見を聞くことに非常にうんざりしているので、さらに加わるような意見を述べるつもりはありません」とコメント。司会者が「自分の話でさえも聞きたくない?」と尋ねると、「まったく!」と力強く答えた。

 また、「プレゼンターが出席者の俳優陣をからかい、その反応がさらにからかわれるような授賞式」について問われたラドクリフは、幼少期の経験を振り返りつつ、「子供の頃は、冗談が笑えるものなのか、自分が冗談のネタにされているのか、よく分からないものでした。なので、(そのような状況では)『とりあえずニコニコして笑っていれば、そのうち済むだろう』というようなモードに入ります」と語った。

 一方、米映画芸術科学アカデミーは、スミスへの対処について、3月30日(米現地時間)に懲戒手続きを開始したこと、また、スミスが平手打ちした後、アカデミー側はスミスに退場を求めたが、彼が拒否したことについて明かしている。しかし、関係者による新たな情報によると、「スミスは退場するよう正式に求められてはいなかった」と語られており、「アカデミー側がどのようにスミスに退場を求めたのか」でさえ、議論されている状態だ。

 また、平手打ちされたロックに関し、彼は警察への届出を拒否したと報じられていたが、当時の状況について、アカデミー賞授賞式のプロデューサーであるウィル・パッカーが、米情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』のインタビューで語った。

 パッカーは、「警察らは、『これは暴行容疑だ』と言っていました」「『スミスを今すぐにでも逮捕できる準備はできている。あなたが告発することもできるし、私たちが彼を捕らえることもできる』とも言われたました」と、当初ロサンゼルス市警がスミスを逮捕する準備はできていたことを明かした。

 さらにパッカーは、「警察らは、いくつか選択肢を提案し、話を進めていましたが、クリスはそれらの選択肢に対し、非常に否定的で『いやいや、私は大丈夫ですので』という感じでした。私が『ロック、最後まで話を聞こう』って言ったくらいです」と、ロックが警察の提案を拒否していたことについて振り返った。米映画芸術科学アカデミーは、4月18日(米現地時間)に開かれる理事会で、スミスに対する具体的な措置について決定するとされている。

参考

https://www.indiewire.com/2022/03/daniel-radcliffe-bored-will-smith-chris-rock-oscars-slap-1234713302/
https://metro.co.uk/2022/03/31/daniel-radcliffe-is-bored-of-hearing-opinions-over-will-smith-slap-16378428/
https://www.hollywoodreporter.com/tv/tv-news/oscars-will-packer-lapd-will-smith-arrest-1235123323/

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