藤原大祐×桜田ひよりが入れ替わり!? 『神様のえこひいき』は“恋”の本質を問い直す
藤原大祐と桜田ひよりがW主演を務めるHuluオリジナル『神様のえこひいき』が、3月19日よりHuluにて独占配信された。
本作は、少女マンガ誌『マーガレット』(集英社)の人気作品を連続ドラマ化する恋愛ドラマシリーズ「マーガレット Love Stories」の第3弾。今回は小村あゆみの同名コミックを、主演のふたりをはじめとしたネクストブレイクが期待される若手キャストで実写ドラマ化する。
物語は高校生の天野弥白(藤原大祐)が、同性の親友・七原ケンタ(窪塚愛流)に告白して玉砕した直後に交通事故で命を落としてしまうところから始まる。しかし、暇を持て余していた神様(古川雄輝)の“えこひいき”により、弥白はケンタ好みの女の子・天堂神楽(桜田ひより)に生まれ変わるのだ。
近年は『消えた初恋』(テレビ朝日系)や『美しい彼』(MBS・TBS)など、学園を舞台にしたBLドラマが急増しているが、同性の相手と恋をするために異性に生まれ変わる……という設定はこれまでありそうでなかった。そして、この男女の入れ替わりが性別を超えた「人を好きになるとはどういうことか?」という問いに私たちを向き合わせていく。
そもそも、弥白は元から男の子が好きだったわけじゃない。好みが似ているケンタと同じ女の子を取り合った経験もあるし、彼女がいたこともある。だからこそ、ケンタに惹かれている気持ちが果たして恋なのか、友情なのかを確かめるためにお百度参りしていたところを神様に目をつけられたのだった。
弥白を演じるのは2019年に芸能界デビューを果たし、『恋する母たち』(TBS系)や『もしも、イケメンだけの高校があったら』(テレビ朝日系)で大きな話題を呼んだ藤原大祐。ピュアな演技に定評のある藤原は本作でも弥白の心情を繊細に表現し、特に親友を困らせないように失恋した痛みを笑顔で覆い隠す場面が胸を打つ。
一方、そんな弥白の気持ちを一切茶化すことなく、真正面から向き合うケンタ役に窪塚愛流。直近で出演した『ファイトソング』(TBS系)ではお笑い芸人を目指す青年をコミカルに演じていた窪塚だが、本作では一転、ドキッとするような言動でケンタや女の子たちを惑わすモテ男に扮している。