長濱ねる、ソロ活動後初ドラマ出演で見えた景色 再確認したエンターテインメントへの思い
『君と世界が終わる日に 特別編』が、日本テレビ系『金曜ロードショー』で2月25日に放送される。ゴーレムと呼ばれるゾンビに占拠された死と隣り合わせの“終末世界”を舞台にした本作は2021年1月期に日本テレビにて放送されたSeason1、Huluにて独占配信されたSeason2を経て、Season3の配信開始にあわせて今回テレビ放送の場に再び戻ってきた。特別編から新たに参加し、作品のストーリーの鍵にもなるのが長濱ねるだ。
欅坂46を卒業しソロ活動後初のドラマ出演となる長濱が演じたのは、小さな命をお腹に宿す看護師の亜希役。長濱に、久々の演技の場での挑戦の数々から、2022年の展望まで話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
「あっているかわからないけれど、やってみよう」
ーー改めて撮影を振り返ってみていかがでしたか?
長濱ねる(以下、長濱):作品のシリアスな空気とは裏腹に、すごく現場の雰囲気が明るくて、みなさんがチームとして団結されているのが印象的でした。楽しい撮影でした。
ーー長濱さんにとって本作は、ソロ活動後初のドラマ出演になります。
長濱:オファーをいただいて率直に嬉しかったですし、台本を読んでこの亜希という役をぜひやってみたいなと思いました。もともと、ドラマや映画を観ることが大好きで、映像作品からパワーをもらっていて。その分、自分がやるとなると、生半可な気持ちじゃできないと自分の中でハードルが勝手に上がってしまったんですが。でも、だからこそやってみたいし、自分がそうしてもらったように、自分が演じることで誰かに力を届けられたら嬉しいなと思いました。
ーー撮影を終えた今、やりきった感覚も?
長濱:自分の選択に自信を持てなくて、誰かに依存してしまう亜希の姿が自分とすごく重なったんです。亜希を演じることに対しても、「こんな感じで大丈夫かな?」とついつい考えてしまってばかりだったんですが、撮影が進むにつれて強くなっていく亜希の姿に勇気をもらいました。「あっているかわからないけれど、やってみよう」と思えるようになったんです。だから、本当に亜希と一緒に自分に向き合えるようになった感じです。精一杯やりきったので、見てくださる皆様にも届いたら嬉しいです。
ーー亜希の成長が作品のテーマにもなります。
長濱:やっぱりそうですよね。そう言われるとプレッシャーです(笑)。でも、チームのみなさんがいたからこそできた作品でもあると思います。
ーー竹内涼真さん、小関裕太さんらとの共演はいかがでしたか?
長濱:みなさんとても気さくで、フレンドリーに接してくださって本当に救われましたし、たくさん質問もさせていただきました。当たり前のことかもしれないんですが、オフのときは緩い雰囲気でもみなさんが役に入ると、目が合ったときに引き込まれる感覚があって、一緒に作品の世界に連れて行ってくれるんです。私は「どう演じたらいいか」ということばかり考えてしまいがちなんですが、私もちゃんと目を見て、初めて相手のセリフを聞くように感じることを心がけました。