身分の違いに翻弄されながらも愛し合う2人　『帰らない日曜日』ポスター＆場面写真公開

　5月27日に公開される『帰らない日曜日』のポスタービジュアルと場面写真が公開された。

　本作は、第74回カンヌ国際映画祭など各国の映画祭で高評価を獲得し、第88回アカデミー賞では6部門にノミネートされた『キャロル』のプロデューサー、エリザベス・カールセンとスティーブン・ウーリーが製作を務めたラブストーリー。ノーベル賞作家のカズオ・イシグロに絶賛された小説『マザリング・サンデー』（新潮クレスト・ブックス）を映画化した。

　W主演を務めたのは、『グッバイ、リチャード！』のオデッサ・ヤングと、ドラマ『ザ・クラウン』のジョシュ・オコナー。さらに、『英国王のスピーチ』のコリン・ファース、『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンも出演する。

　舞台は1924年、第一次世界大戦後のイギリス。“失うものは何もない”天涯孤独なメイドのジェーン。英国名家の跡継ぎのポールとの秘密の恋に身も心も捧げるが、たった1日のある出来事が、すべてを変えてしまう。やがて小説家になった彼女は、その1日を生涯かけて手繰り寄せることになる。

　公開されたポスタービジュアルには、結ばれないと知りながらも惹かれ合い、儚く美しい秘密のひと時を過ごすジェーンとポールの姿が。2人の傍らには「かつてこんな日があっただろうか、この先、こんな日が二度とあるのだろうか」というコピーが添えられている。そして、ジェーンがメイドとして働くニヴン家の屋敷と、初夏のように暖かな春の日の、美しいイギリスの田園風景が広がる。劇的な展開を思わせるメインキャストの表情も。

　あわせて公開された場面写真には、メイドと英国名家の跡継ぎという身分の違いに翻弄されながらも愛し合う2人を筆頭に、ジェーンが仕えるニヴン氏、そして、ある損失感を抱えたニヴン夫人がジェーンと心を通わす場面も。さらに、数年後に小説家になったジェーンがタイプライターに向かって想いを打ち込む姿が切り取られている。

■公開情報
『帰らない日曜日』
5月27日（金）より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開
監督：エヴァ・ユッソン
出演：オデッサ・ヤング、ジョシュ・オコナー、コリン・ファース、オリヴィア・コールマン
原作：グレアム・スウィフト『マザリング・サンデー』（新潮クレスト・ブックス）
プロデューサー：エリザベス・カールセン、スティーブン・ウーリー
配給：松竹
後援：ブリティッシュ・カウンシル
2021年／イギリス／104分／英語／カラー／5.1ch／原題：Mothering Sunday／日本語字幕：牧野琴子
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