1970年代に実際に起きた事件を映画化　『KKKをぶっ飛ばせ！』4月22日公開決定

　映画『KKKをぶっ飛ばせ！』が4月22日に公開されることが決定し、あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。

　本作は、イギリスのインディペンデント映画界から誕生したバイオレンス・ホラー。1970年代に封印された黒人によるKKK皆殺し事件を映画化した。過激で壮絶なバイオレンス描写により、全米各州で劇場公開が見送られたという。本作はイギリス映画だが、撮影は危険を顧みず全編KKK発祥の地、アメリカのテネシー州で行われた。

　1971年テネシー州。無実の罪で刑務所に入れられたブランドンは脱獄に成功し、姉のアンジェラに助けを求めた。アンジェラは兄のクラレンスと共にブランドンのもとに駆け付け、彼を郊外の廃牧場で匿うことにする。だが、その地域は白人至上主義結社KKKが活発に活動している場所で、特に黒人を捕らえてその肉を食べることを趣味とする異常な一派の拠点でもあった。やがてブランドンとその兄弟は捕らえられ、兄は喰われ、姉は監禁されてしまう。ブランドンは監視の隙をつき、逆襲に転じると姉を救出、怒りを爆発させた姉弟は、自分たちにひどい目を遭わせた奴らへの壮絶な復讐を開始する…...。

　予告編には、KKKに酷い仕打ちを受ける主人公の兄の姿や拉致される姉の姿が捉えられ、復讐心に駆られた2人がKKKを惨殺していく様子が映されている。

■公開情報
『KKKをぶっ飛ばせ！』
4月22日（金）ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿シネマカリテほか全国ロードショー
監督・脚本：チャーリー・スティーズ
製作：チャーリー・マクドゥーガル、ジェイミー・マクロード・ロス
出演：ディオンドル・ティーグル、フェイス・モニーク、トラヴィス・カットナー、スコット・スカーロック
配給 : TOCANA
協力：エデン
2020年／イギリス／カラー／78分／原題：Death Ranch／R15
(c)DARK TEMPLE MOTION PICTURES