『真夜中乙女戦争』4分間の本編映像公開 永瀬廉「一番気合入れて挑みました」

『真夜中乙女戦争』4分間の本編映像公開

 1月21日に全国公開される永瀬廉主演映画『真夜中乙女戦争』より、4分間の本編映像が公開された。

 本作は、作家Fの初小説『真夜中乙女戦争』を実写映画化したもの。“平凡で退屈な日々を送る青年が自分自身と東京を破壊するまでの夜と恋と戦争”が描かれる。主人公の“私”は、上京し、東京で一人暮らしを始めた大学生。やりたいこともなく鬱屈とした日々を送っていたある日、「かくれんぼ同好会」で出会った不思議な魅力を放つ“先輩”と、突如として現れた謎の男“黒服”に出会ったことによって、日常が一変する。

 無気力な大学生の“私”を演じるのは、King & Princeのメンバーで、俳優としても活動する永瀬。そして、主人公が恋心を抱く聡明な“先輩”役を池田エライザ、一連の騒動を首謀する謎の男“黒服”役を柄本佑が演じる。脚本・監督を務めるのは、映画『とんかつDJアゲ太郎』の二宮健。

映画『真夜中乙女戦争』本編映像

 公開された本編映像は、冒頭の東京タワーのカット以降の始まりのシーン。永瀬演じる“私”が大学で講義を受けるシーンから始まる。生気のない虚無感を抱えた眼差しで授業を受ける“私”が渡辺真起子演じる教授に抗議する様子や、“私”の身に起こっている災難、そして、柄本演じる“黒服”との出会いまでが収められた、“真夜中乙女戦争”が巻き起こる序章となる映像だ。

 “私”が大学で教授に抗議する長台詞のシーンについて、永瀬は「たくさん練習して、イメトレも何度もしてきたのに、いざ実際に教授の前に立つと全然違いました」と振り返る。「“私”がどんな人物か観客が知る大事なシーン。台詞も長いので、一番気合入れて挑みました」と語る渾身のシーンが本映像では垣間見ることができる。そして、柄本は「“私”と“黒服”の出会いのシーンは、青天の霹靂じゃないですけど、あっこいつって感じるそういう存在。この2人はどこかで繋がっている、2人で1人という人物造形なんじゃないかなと思います」と語っており、茎わかめをきっかけに話しかける場面からは想像のつかない展開が待ち受けている。

 また、本作を鑑賞した著名人22名からコメントも寄せられた。

コメント

宇垣美里(フリーアナウンサー)

若さゆえの焦燥感、全能感、破壊への距離の近さ 脆いほどに繊細で危うげなあのひと時の激情が あまりに美しく陳腐を超えてスタイリッシュに描かれていてもう死んでしまったかつての自分を見てちくりと胸が痛くなった。

宇野維正(映画・音楽ジャーナリスト)

岡崎京子ワールドを現代に蘇らせてみたり、とんかつDJでアゲてみたり、これまでムチャなことばかりしてきた二宮健監督がまたしても。2020年代東京で『ファイト・クラブ』スピリットを引き継ぐという無謀な試み。でも、恋愛パートの切なさは本物でした。最後のビリー・アイリッシュはズルい(笑)。

大島育宙(芸人・映画評論YouTuber)

政治の季節もバブルの熱狂も体験できなかった世代による、世代のための架空叙事詩。世紀末にまだ子供だった89年生まれの作家、91年生まれの監督による新約『ファイト・クラブ』。映画化されなければならなかった小説が、映画化すべき監督の手で映画になったことを幸せに思う。

沖田遊戯(映画YouTuber・芸人)

“わたし”は世界が終わると言われた1999年に産まれました。同年に誕生した破壊的な怪作『ファイト・クラブ』が大好きなわたしに今一度破壊のチャンスが訪れたのです。
決行の時は2022年1月21日、作戦の名は……

門脇麦(女優)

こんな青春映画をずっと欲していた!
この高揚のために映画を観続けているのだと思う瞬間に満ち溢れた幸福な113分でした。

栗原類(俳優・モデル)

2020年、世界に対しての不安が生まれてしまいました。今作を見た時に己の不安や戸惑いを受け止めてくれたような気がして心境が少し変わったような気がしました。 ビリー・アイリッシュの主題歌も濃い味を出しているので最後までお見逃しなく!

くれい響(映画評論家)

ルール、その1。『真夜中乙女戦争』について口にするな。
これまでになく、妖しげな池田エライザ。これまでになく、不気味な柄本佑。
そんな2人に挟まれ、危うさに溺れていく、これまで見たことのない永瀬廉。
彼らのアンサンブルと二宮健監督のブッ飛んだセンスが、
“トーキョー・ファイトクラブ・ストーリー”を生み出した! 

ごめん(イラストレーター・漫画家)

非現実の中に確かにある現実。恋も生きることも下手で、一見偏屈だが真っ直ぐな“私”の物語が、どうにも他人事とは思えない。美しい言葉や映像の中に、儚さではなく静かな強さを感じました。

酒村ゆっけ、(酒テロクリエイター・作家)

東京破壊という衝動のような世界と儚げな言葉で紡がれたたおやかで詩的な世界を同時に味わった真夜中の映画時間。もし自分が退屈で色のない生活を送っていて、目の前に危うさをまとった黒服の柄本佑さんが現れたら光を求めて問答無用に手を伸ばしてしまうだろう。

SYO(物書き)

カッコ悪いものなんて、死んでも映さない――。 そんな熱意と衝動が、画面の端々で蠢いていた。 この映画は、若者たちを刺激し、大人たちを挑発する。

修一朗(動画クリエイター)

池田エライザの色気は最高。そして何よりも柄本佑の役柄が作品のダークな雰囲気にとてもマッチしていた。「東京を破壊する」という一見非現実的なテーマも、彼の自然な演技により常に緊張感が張り詰めていた。原作は読んでいなかったが、ストーリーも十分に理解でき楽しめる作品だった。

高山亜紀(フリーライター)

真夜中とは? 乙女とは? 戦争とは? 想像をやすやすと超えてくる演技、映像、物語。 これがいまの若者、若者のいまなのか。

武田静加(モデル)

少しわかってしまうような人間の悪い心や行動、 自分自身や世間と闘うような若い頃の繊細な気持ちなど、 共感できることが多く、また現代のSNSが出てきたり、 終始その世界に入り込んでしまいました。 なにより素敵な役者さんばかりで目が楽しかったです。

テラシマユウカ(GANG PARADE)

東京破壊計画とひとつの恋……。
詩的な言葉によって
真夜中の妖しさに魅せられ、
退屈に絶望し屈折した感情が
日常、社会、人間へと反逆しぶっ壊していく。
隅々まで溢れた映画愛に愛しさを感じる。

トイアンナ(恋愛コラムニスト)

10代を苦しむ”乙女”の苛立ち、葛藤、幼さ、成熟、全部が詰め込まれた玉手箱。世界をぶち壊す願望を、もし現実にできるなら、命を賭けたっていい。本作は薄暗い青春のモノローグ。ひりひりするほどの孤独に、吐き気がするほど狂おしい熱。詰め込み放題のエモーションを、どうかそのまま受け止めて。

中井圭(映画解説者)

こんな鬱屈した時代に、真正面からの言葉は響かない。それゆえ逆説的に、希望は残酷に描かれる。真夜中、世界が美しく赤く染まる時、破滅は愛おしさすら滲ませた。

■公開情報
『真夜中乙女戦争』
1月21日(金)全国公開
出演:永瀬廉(King & Prince)、池田エライザ、篠原悠伸、安藤彰則、山口まゆ、佐野晶哉(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、成河、渡辺真起子、柄本佑、小島健
原作:F『真夜中乙女戦争』(KADOKAWA刊)
脚本・監督:二宮健
主題歌:ビリー・アイリッシュ「Happier Than Ever」(ユニバーサル インターナショナル)
特別協力:TOKYO TOWER
配給:KADOKAWA
(c)2022「真夜中乙女戦争」製作委員会
公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/mayonakaotomesenso/
公式Twitter:@mayonaka_otome
公式Instagram:mayonaka_otome



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