永瀬廉、『おかえりモネ』亮に続く当たり役の予感 『わげもん』で見せる本気の“言葉”

永瀬廉、『わげもん』も当たり役の予感

 永瀬廉が主演を務める土曜ドラマ『わげもん~長崎通訳異聞~』(NHK総合)が、1月8日にスタートした。

 タイトルにある「わげもん」とは和解者、つまりは通訳者を指す。舞台は幕末の国際都市・長崎。『おかえりモネ』で、りょーちんこと及川亮を好演した永瀬が間髪入れずに、NHKドラマにカムバックしたのは、本格時代劇の主演だった。脚本の宮村優子と制作統括の内田ゆきは、『アシガール』を手がけたコンビである。

 通詞だった父・周吾を探すため、江戸から長崎にやってきた伊嶋壮多(永瀬廉)。彼は通詞の森山栄之助(小池徹平)や芸妓見習いのトリ(久保田紗友)、よろず屋の神頭有右生(高嶋政宏)らと出会い、思いがけない企みに巻き込まれていく。

 驚くのは、やはり永瀬廉のオランダ語である。英語については、後に森山の英語塾で学ぶことになるが、オランダ語は出島のモーニッケ医師が「あなたのオランダ語は聞きやすい」と太鼓判を押すほどに流暢なもの。と言っても、オランダ語に馴染みのない筆者のような立場からしてみれば、流暢なのかの判別もつかないため、ただ圧倒されるがままなのが正直なところである。しかし、永瀬の口元がアップで映される場面は、決して隠し通すことのない自信の表れであろう。昨年末に『NHK紅白歌合戦』での会見の中で、『おかえりモネ』撮影期間中は四六時中台本とにらめっこをしていたことをKing & Princeのメンバーが明かしていたが、今回の『わげもん』についても、血の滲むような努力があったことを容易に想像させる。

 そして、嘉永といえば、『青天を衝け』でも序盤に描かれており、ペリー来航をはじめとする異国の影が色濃くなっていく激動の時代であることは共通した作品の背景にある。大河ドラマにおいても、日本語だけでなく英語が飛び交うことは『青天を衝け』以外にも多くの作品に言えることだが、日本語、英語、オランダ語、さらにはハワイ語(第2話ではここに中国語も加わる予感)まで飛び出す時代劇は『わげもん』が初めてではないだろうか。



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