『不可殺』第4話で物語が本格的にスタート 新たなプルガサル登場、サンウンは守る存在に

『不可殺』第4話で物語が本格的にスタート

 プルガサルが2人存在することが明らかになり、今まで思い込んでいたことが事実とは限らない可能性がでてきた。例えば、生まれながらにプルガサルの呪いをかけたことやファルの家族を殺したのは、サンウンではなくウルテかもしれないということだ。ファルとサンウンの前世の記憶が戻ってくれば、全ての始まりと真実を知ることとができるだろう。また、前話で警察官クォン・ホヨル(チョン・ジニョン)に転生していたタン・グクは、過去にプルガサルに家族を殺されたような描写がありファルが犯人だと疑っている。これもファルではなくウルテの仕業である可能性が高い。

 600年前に巫女のパク・ミョンシン(ヘソク)がファルに言った「一度縁を結んだ者は来世で出会っても業報に巻き込まれることになる」という言葉によって、ファルは転生する家族を自分のせいで苦しめたくない思いでここまでやってきた。果報(前世の行いを現世で受ける報い)を断ち切きることが家族への償いであるからだ。ところが、「プルガサルがプルガサルを殺せ」と残された言葉の意味が、「プルガサル(ウルテ)を殺すことができるのはファル」であることが分かる。つまり、これからファルはサンウンを狙うのではなく、ウルテと鬼物からサンウンと自分の魂を守ることを第一に動かなければならないわけだ。これにより、180度変わってしまった展開が非常に楽しみである。

 本作では、転生した人物たちは顔も特性もそのままだ。シホはソルから引き継いだ手で触れると何かが見えてしまう能力により、ファルとサンウンの前世の記憶の手掛かりを引き出すかもしれない。サンウンは襲ってきたウルテと鬼物から身を守る何か特別な力を持っているようだ。双子として生まれたサンウンの前世は誰だったのかは今後の見どころである。ほとんどの登場人物が出てきた中、金髪の高校生ナム・ドユン(キム・ウソク)の正体は未だ謎である。ファルの息子アチャンは目が見えない病気を患い目に布を巻いていたため、視聴者は誰も顔を知らない。もしかしたらドユンがアチャンの転生…...? そんな想像をしながら次回を追いかけていきたい。

■配信情報
『不可殺 -永遠を生きる者-』
Netflixにて独占配信中(写真はtvNより)

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