『不可殺』プルガサルはいつから2人になったのか ウルテとファルが本格対立
しかし、ここにきて思いも寄らない可能性が浮上する。サンウンはプルガサルではないかもしれないという可能性だ。ファルがプルガサルを刺した肩の傷痕はサンミンにはあったが、サンウンにはなかったことが判明したのだ。考えてみれば、シホは何度もサンウンの手を握っているのにもかかわらず、サンウンの前世について何かを話していた場面が一度もない。サンウンの前世がプルガサルではなく普通の人間だとしたら、プルガサルの記憶が一切ないことや、シホがサンウンの前世を見ることができないことも説明がつく。そうなった場合、ファルは誰から魂を取り返せばいいのかが不明確になり、振り出しに戻ってしまう展開もありえるわけだ。
次回より、前世の記憶を辿って“プルガサルを殺す方法”を探し出そうとするファルとサンウンだが、ウルテはその方法、つまり“自分が消滅してしまう方法”を知っている。全てを把握しているウルテに立ち向かうには、現時点のファルとサンウンだけでは難しい。新しく登場したホヨルの元部下の刑事は、前世でホヨルを刺した部下でもあり、ウルテ側についてしまうことも考えられる。すでにチームのような、そしてかつて家族であったシホやホヨルの助けが必要だ。どうか、現世での縁が悪縁ではなく善縁(良い縁)であることを願うばかりだ。
■配信情報
『不可殺 -永遠を生きる者-』
Netflixにて独占配信中(写真はtvNより)