林遣都と小松菜奈が“リハビリデート” 『恋する寄生虫』本編映像公開
林遣都と小松菜奈がW主演を務める映画『恋する寄生虫』の本編映像が公開された。
本作は、新進気鋭の作家・三秋縋のベストセラー小説を映画化したラブストーリー。現在放送中のNHK大河ドラマ『青天を衝け』のタイトルバック映像も手がける柿本ケンサクが監督を務め、『トワイライト ささらさや』などの山室有紀子が脚本を手がけた。
極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に生きる青年・高坂賢吾役に林、寄生虫が好きで、視線恐怖症に苦しむ不登校の女子高生・佐薙ひじり役に小松が扮する。また、2人の運命の出会いに深く関係する重要な役として井浦新と石橋凌が脇を固める。
公開された映像では、「誰もが普通にしていることをやってみたい」と願う高坂と佐薙が、人生を変えるために奮闘する姿が切り取られている。一緒にいると潔癖症と視線恐怖症が、わずかばかり和らぐことを感じた高坂と佐薙は、お互いの恐怖症を克服するための“リハビリデート”を実行する。“普通のこと”ができるようになりたいと願う2人は、これといって特別なことではない普通のデートを計画する。第一関門はバス。ぎこちなく乗車しながらも平静を装う高坂。吊革は掴まないという意志が感じられるが、発車時の揺れでバランスを崩し、危うく吊革に掴まりかけてしまう。間一髪で吊革の上の手すりを掴むことに成功した高坂だが、滑稽な姿に佐薙に肘で小突かれる。第二関門はカフェでの注文。「ご注文は?」と明るく店員に聞かれた佐薙は、目を泳がせながら「ピザ」「コーラ、コーラ……」と単語のみで精一杯注文する。
第三関門は食事。人の手によって作られたものを食べることができない高坂にとってはここが最難関。両手にピザを持ちながら「美味しい」と口いっぱいに頬張る佐薙の姿に背中を押され、震える手(ビニールあり)でピザを手にし意を決して口に運ぶも、結局ギブアップしてしまう高坂だった。人と距離を置いて生活をしながらも、心の底では“普通”になることを切に願っている高坂と佐薙。孤独な人間同士が出会い、不可思議な恋に落ちた後に一体どのような結末が待っているのか。
■公開情報
『恋する寄生虫』
11月12日(金)全国ロードショー
出演:林遣都、小松菜奈、井浦新、石橋凌
監督:柿本ケンサク
脚本:山室有紀子
原案:三秋縋『恋する寄生虫』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
主題歌:Awich「Parasite in Love」(ユニバーサル ミュージック)
配給:KADOKAWA
制作プロダクション:松竹撮影所
製作:「恋する寄生虫」製作委員会
(c)2021「恋する寄生虫」製作委員会
公式サイト:https://koi-kiseichu.jp/