2021年、ロボットアニメの春が来た! 秋クール新作は計7本と超充実、流行7年周期説も?
2021年秋アニメの放送が始まったが、一通りチェックしている人の多くはこう思っただろう。「今期はロボットアニメが多い!」と。しかし実はこれはあらかじめ決まっていたことかもしれない……ややオカルトめいた話ではあるが、ぜひ最後まで読み進めてほしい。なお本記事におけるロボットアニメとは、巨大な人型ロボットがおもに戦闘で活躍するものとする。
まず今期アニメを考えると、SUNRISE BEYOND企画の『境界戦機』、サテライト制作の『サクガン』、レベルファイブ原作の『メガトン級ムサシ』、PCゲーム原作でファン待望のアニメ化となる『マブラヴ オルタネイティヴ』、全6話のショート作品『ガンダムブレイカーバトローグ』と、ずいぶん前からバラエティ豊かなロボットアニメが揃っていることはわかっていた。
さらに放送の3週間ほど前にガランドールと呼ばれるロボットの姿を公開した『逆転世界ノ電池少女』、放送の1週間前に突如発表されてアニメファンを驚かせた『闘神機ジーズフレーム』もラインナップに追加。新作だけで全7作となった。なお多脚兵器が多数登場する『86—エイティシックス—』第2クールや、パワードスーツで戦う『シキザクラ』といったテイストの近い作品もあり、ロボットアニメファンにとっては興奮冷めやらぬクールだ。
ただしこの充実は秋クールに限った話ではない。2021年は地上波で放送されたTVアニメだけでも『バック・アロウ』『新幹線変形ロボ シンカリオン Z』『SSSS.DYNAZENON』『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』『ゲッターロボ アーク』と毎クール話題作があり、劇場作品では『エヴァンゲリオン』や『シドニアの騎士』といった人気シリーズが堂々と完結する一方で、新たに『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の展開がスタートした。このように多種多様な力作が揃った2021年は、ロボットアニメが充実していたと断言してもいいだろう。
閑話休題。この秋クールにおけるロボットアニメの多さはSNSでも話題となった。その中で筆者が見かけたのが“7年周期でロボットアニメが爆発的に増えるクールがある”という説だ。深夜アニメが増加した2000年以降のTVアニメに限定しても、確かに多い(なお、カッコ内は本稿での定義とは異なるがテイストの近い作品だ)。