『アレックス STRAIGHT CUT』ギャスパー・ノエ自ら手がけた新ポスター公開

 10月29日に公開される映画『アレックス STRAIGHT CUT』の日本オリジナルビジュアルが公開された。

 本作は、鬼才ギャスパー・ノエ監督が2002年に発表した『アレックス』を、監督自らが時間軸に沿った物語へと再構築した一作。オリジナルの『アレックス』は、過激で凄惨な暴力シーンの描写もあり賛否両論を巻き起こし、「ひっくり返せない、不可逆、取り返しがつかない」を意味するフランス語の原題『Irreversible』が意味するように、時系列を逆から描くという挑戦的な物語構成も当時話題を呼んだ。

 主人公アレックス役で女優生命を賭けて壮絶なシーンを演じたのは、『007 スペクター』の最年長ボンドガールとしても話題のモニカ・ベルッチ。復讐のため地獄道を疾走する彼氏マルキュスを、当時実際の夫婦だったヴァンサン・カッセル、元彼ピエールはアルベール・デュポンテルが演じる。音楽は、のちに『エンター・ザ・ボイド』、『CLIMAX クライマックス』でも楽曲を提供している元ダフト・パンクのトーマ・バンガルテルが担当している。

 公開された新ビジュアルは、ヒロインのアレックスが地下道内で曰くありげに佇み、これから待ち受ける残酷な運命を想起させる一枚となっている。手掛けたのはノエ監督本人で、日本公開のために作り上げた。ノエ監督は日本のことわざをリサーチして本作を日本語で表すなら「一寸先は闇」と話している。

 10月29日より公開となる新宿武蔵野館ではオリジナル版の『アレックス』も同時上映が決定し、この新ビジュアルのポスターも特別に掲示される予定。それに先駆けて10月15日開館時より、本作の世界観を味わえるような赤い不思議なディスプレイ空間が登場する。

 また、新宿武蔵野館では、2作品が鑑賞できるセット前売り券が発売されている。

ギャスパー・ノエ監督

■公開情報
『アレックス STRAIGHT CUT』 
10月29日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督:ギャスパー・ノエ
出演:モニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセル、ジョー・ブレスティア、アルベール・デュポンテル他 
音楽:トーマ・バンガルテル 
提供:キングレコード
配給:太秦
R18+ 
Photographer : EMILY DE LA HOSSERAY
(c)2020 / STUDIOCANAL - Les Cinémas de la Zone - 120 Films. All rights reserved. 
公式サイト:alex-straight.jp 
公式Twitter:@AlexStraightcut 

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