森崎ウィン×深川麻衣、30代以降の変化と新たな挑戦 「一つ一つの重みがより増した」

森崎ウィン×深川麻衣、30代以降の変化

同学年で初共演、自然に生まれた安心感

ーー大河が初めてラリーに挑戦するように、お2人が最近新たにチャレンジしたこと、これからチャレンジしてみたいことはありますか?

深川:なんだろうなぁ……。仕事以外で言うと、外に出たり遠出をする機会が減ってしまったので、家にいながらできることを充実させたいなと思うようになって。もともとイラストを描くのがすごく好きなんですけど、それまでは絵の具とかで紙で描いていたんです。だけど最近、タブレットを買ったので、データとしても描けるようになりたいなと思って練習しています。

森崎:マジで? 僕の次のCDのジャケットを……(笑)。

深川:本当ですか? ぜひ(笑)。

森崎:僕は、いずれは自分の映像作品を撮りたいなと思っています。自分が何を撮りたいのか、何を映像作品で伝えたいのかがはっきり見えたときに撮りたいなと思っていて。そこに向けてじゃないですけど、最近カメラを始めました。と言ってもまだスチールからなんですけど、画角だったり、レンズを通してものを見るということを、自分の体にいまから入れていきたいなと思って、チャレンジしています。

ーー最近は監督業をやられる役者さんも増えていますよね。

森崎:たしかに最近はそういう方も増えていますよね。というか、本当にやられている方々はみんなもっとうまいんですよ。僕なんて、全然まだまだペーペーですし……。僕は人を撮るというか、今は風景だったり、飛行機が好きなので飛行機を撮ったりとかしていて。まだ自分ごときが人を撮れるとは思っていないので(笑)。人を撮るところにいけるように頑張りたいなと思っています。

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ーー深川さんは監督業をやりたいと思ったことは?

深川:私は今のところ思ったことはないです。でも、純粋にカメラや映像が好きなので、自分が撮ったものを繋げてショートムービーにしたり、そういうのは楽しそうだなと思います。それを世に出すか出さないかは別として、そういうことにはすごく興味があります。

ーーちなみに、森崎さんと深川さんは同学年なんですよね。同学年の方とがっつり共演する機会はそんなに多くはないことだと思いますが、実際に共演してみていかがでしたか?

深川:同い年だからこそ“より”、というのはあるんですけど、もともとウィンくんはすごく気さくな方なので、初日からそんなに緊張せずに会話ができたなと思っています。

森崎:(笑)。それこそ、いま麻衣ちゃんがおっしゃった通りで、同い年だからというわけではなく、深川さんの人柄が、初日から「この人とパートナーだったら信頼できる」という感じがありました。多く言葉は交わさなくても、すごくそう感じられるところがあって。それはもともと持っていらっしゃるものでもあるので、「あ、よかった」とホッとした自分がいたのはすごく覚えています。あと、1990年生まれの俳優がなかなかいなくて……。

深川:そう、なかなかいないんですよ。少ないよね?

森崎:会うことがない。この現場は3人もいたので、「90年生まれ、マジ頑張ろうぜ!」となりましたね。

ーー年齢的には30代に入って、できる役が増える一方、学生役などできない役も出てくると思います。その辺りの変化について、お2人はいま現在の自分をどのように捉えていますか?

深川:舞台だったらあまり年齢は関係ないので学生役とかも全然できるとは思うんですけど、映像のお仕事では変わっていくかもしれませんね。自然と母親の役が増えていったり。でもその中でも、今までは経験したことがなかったから、想像することしかできなかったことが、これから何年、何十年か積み上げていって、結婚したり子供ができたりしたら、また変わってくるところもあるかもしれないし、自分が積み上げてきたものによって、見え方も全然変わってくるんだろうなと思うと、すごく不思議な感覚ですね。だから、もしかしたらできないことも増えていくかもしれないけれど、あまりそこについては考えていません。これから歳を重ねていくことによって、いろいろな可能性を増やせていけたらいいなと考えています。

森崎:自分が10代だった頃は、目の前にあることをがむしゃらにやるのみでした。とにかく、来たものに対して、うわーっとやっていく。それはそれで良さがすごくあったんですけど、いまは一つ一つの責任感が増えたといいますか……。この役をいま自分がいただいた理由はきっとこうで、それがこういうところで繋がって……と、一つ一つの重みがより増したなと思っています。

ーー最後に改めて、お2人が考えるこの作品の魅力について教えてください。

深川:人間ドラマや家族愛が描かれているのと同時に、何歳になっても夢に挑戦する勇気を与えてくれるような作品だと思っていて。年齢を重ねれば重ねるほど、「今から始めるのは遅いかな」と考えがちになってしまうと思うんですけど、大河と大河のお父さんの姿を見て、年齢は関係ないんだなと思いました。この映画を観てくださった方に、それぞれやりたいことがあったとしたら、「ちょっと始めてみようかな」とか「挑戦してみようかな」と思ってもらえるきっかけになったらすごく嬉しいです。

森崎:深川さんがおっしゃった通りで、人との繋がりがテーマのひとつでもあるんですけど、何よりも、このご時世にできれば劇場で観ていただきたい理由としては、すごく画が綺麗なんです。豊田市と恵那市の、本当に最高の映像美を、ぜひ劇場でも味わっていただけたらなと思っています。あとは、故郷への思い。僕が一番最初にこの作品を観させていただいたときに、純粋にミャンマーに帰りたいなと思ったんです。自分の帰る場所と、いま自分が夢に向かっている場所との距離感を縮めてくれたり、その距離感とは何だということを、また改めて考えさせられる作品になるんじゃないかなと思います。映像美と、故郷への思いを馳せて、ぜひ劇場で楽しんでいただけたらなと思います。

■公開情報
『僕と彼女とラリーと』
全国公開中
出演:森崎ウィン、深川麻衣、佐藤隆太、田中俊介、小林きな子、有福正志、小林涼子、よしこ(ガンバレルーヤ)、竹内力、西村まさ彦
監督・脚本:塚本連平
主題歌:加藤ミリヤ「JOYRIDE」
配給:イオンエンターテイメント/スターキャット
制作:RIKIプロジェクト
製作:『僕と彼女とラリーと』製作委員会
(c)2021『僕と彼女とラリーと』製作委員会
公式サイト:bokukano-rally.com
公式Twitter:@bokukano_rally

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【応募方法】
リアルサウンド映画部の公式Twitterをフォロー&該当ツイートをRTしていただいた方の中からプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンド映画部の公式Twitterアカウント、もしくは公式InstagramアカウントよりDMをお送りさせていただきます。

※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
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<リアルサウンド映画部 公式Twitter>
https://twitter.com/realsound_m

<応募締切>
10月21日(木)

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