『半妖の夜叉姫』弐の章はせつなが蘇る熱い展開からスタート 新たな鍵は“吸妖魂の根”
とわの活躍とせつなの生還が感動を呼んだ第1話だったが、それ以上に視聴者を興奮させたのが殺生丸の見せた“父の顔”。力尽き、せつなの側に倒れ込んだとわだったが、そんな姉妹の頬に殺生丸は手のひらを添えた。かつて命を落としたりんが生き返った時、殺生丸は「もう大丈夫だ」と呟き、同じ行動を取っていたのだ。冷酷な一面もある殺生丸だが、愛しいものにはそっと手を伸ばす。厳しく接しながらも父として娘を愛していることが伝わってくる場面だった。
刀々斎が打ち出した「所縁の断ち切り」という新たな武器を手に入れたせつな。しかし、一方でとわは人間が鋳造した「妖刀菊十文字」を使用しており、刀々斎曰く妖力を溜め込むことはできないという。新たな鍵となるのは、“吸妖魂の根”。それを手に入れることが、麒麟丸を追い詰めることに繋がるのだろう。再び3人で走り出した夜叉姫たちの旅に注目したい。
■放送情報
『半妖の夜叉姫 弐の章』
読売テレビ・日本テレビ系にて、毎週土曜日17:30~放送
監督:菱田正和
シリーズ構成:隅沢克之
メインキャラクターデザイン:高橋留美子
アニメーションキャラクターデザイン:菱沼義仁
音楽:和田薫
アニメーション制作:サンライズ
製作:サンライズ、小学館、読売テレビ
(c)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020
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