『ちいかわ』の面白さを体現するモモンガ 声優・井口裕香が支える“邪悪かわいい”個性

7月24日から公開される『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は、『ちいかわ』初の劇場アニメであり、人気エピソードの「セイレーン編」が原作となっている。作中にはちいかわやハチワレをはじめとして、お馴染みのキャラクターたちが勢ぞろいする見込みだ。
今回はそのなかでもモモンガの存在にフォーカス。同作の“ダークサイド”を象徴するキャラクターの魅力について、掘り下げていきたい。
モモンガは“かわいこぶりっこ”の権化とでも言うべき性格。自分の見た目の愛くるしさを自覚していて、それが最大限際立つような素振りやリアクションを日々研究している。しかも隙あらばかわいい姿を誰かに見せつけようとするばかりか、自分のことを褒めるように強制することもしばしばだ。
よくモモンガの標的とされているのは労働の鎧さん。「叱ってみろ」「でかい声を出せ」などの無茶ぶりを受け、面倒くさそうに対応するところが描かれてきた。
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ちいかわアニメ 公式Xより
— ちいかわ💫アニメ火金 (@ngnchiikawa) September 22, 2021
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その一方で、傍若無人なところもモモンガの個性。他人に思いやりを示すことなど一切なく、自分の欲望が赴くままに振る舞っており、ちいかわを泣かせた回数は数えきれない。作中屈指のトラブルメーカーでもあり、「セイレーン編」ではある意味爪痕を残していた。
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つまり「あざとくて憎たらしいのにかわいい」という厄介なキャラクターなのだが、その裏側には深い事情がある。物語の初期から、モモンガは“でかつよ”と身体が入れ替わった存在ではないかと言われていた。でかつよが「返せッ」と叫びながらモモンガを追いかけまわす、でかつよがモモンガの身体で過ごしていた頃の夢を見て飛び起きる……など、決定的な描写がいくつも存在する。
とはいえ今のところ、どうやって2人が入れ替わったのかははっきりとは明かされていない。魔女が絡んでいるという説もあるが、今後そのあたりの謎が描かれていくはずだ。
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深い闇を感じさせるところがあるモモンガだが、ファンをほっこりさせるようなエピソードも少なくない。たとえば“カニちゃん”こと古本屋とのあいだでは、友人と言えるような関係性を築いており、平和な日常を過ごす姿が描かれてきた。
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元々2人が出会ったのは、古本屋が本を路上販売しているところにモモンガがやってきたことがきっかけ。読むのが面倒だから読み聞かせろ……といつもの横暴な振る舞いを見せるモモンガだったが、なぜかその後古本屋はモモンガに自分から声をかけるようになる。



















