スピルバーグ新作『ウエスト・サイド・ストーリー』本予告公開 名曲「Tonight」が響き渡る
12月10日に劇場公開されるスティーヴン・スピルバーグ監督最新作『ウエスト・サイド・ストーリー』の本予告とUS版新ポスタービジュアルが公開された。
本作は、世代を超えて愛される人気ミュージカルをスピルバーグ監督が新たに映画化したもの。1957年にブロードウェイ・ミュージカルとして誕生した『ウエスト・サイド物語』は、翌年にトニー賞2部門に輝き、1961年には映画化され、アカデミー賞では作品賞含む10部門を受賞した。そんな伝説の作品を自身の手で映画化することを長年夢見ていたというスピルバーグ監督。これまで『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』で2度のアカデミー賞監督賞を受賞した一方で、人気シリーズ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ジュラシック・パーク』『インディ・ジョーンズ』など多岐に渡るジャンルの作品を贈り出してきたスピルバーグ監督にとって、本作は初のミュージカル映画となる。
物語の舞台は、1950年代のニューヨーク。マンハッタンのウエスト・サイドには、夢や成功を求める多くの移民たちがいた。社会の分断の中で、貧困や差別に直面した若者たちは同胞の仲間と結束し、各グループは対立する。特に、ポーランド系移民“ジェッツ”とプエルトリコ系移民“シャークス”は激しく対立し、一触即発の状態に。そんな時、“シャークス”のリーダーを兄に持つマリアは、“ジェッツ”の元リーダーのトニーと出会い、一瞬で惹かれ合う。ふたりの禁断の恋が、多くの人々の運命を変えていくことも知らずに……。
公開された本予告は、マリアの歌声から始まる。響き渡るのは、名曲「Tonight(トゥナイト)」。「異なる立場を超えて、私たちは手を取り合うことができるのか?」というメッセージが込められた楽曲が、“禁断”のラブストーリーの始まりを予感させる。ダンスホールで運命的な出会いを果たすトニーとマリア。しかし、対立するグループ同士の恋は許されず、マリアは兄から「奴には会うな」と釘をさされ、トニーは仲間から“シャークス”との戦争への協力を頼まれる。映像では、恋に落ちる2人を引き裂くように“ジェッツ”と“シャークス”が激しく対立する様子や決闘シーンが垣間見えるほか、ミュージカルらしい華やかでエネルギッシュなダンスシーンも散りばめられている。
あわせて公開されたUS版のポスタービジュアルでは、手を取り合うトニーとマリアの影が印象的に描かれている。
主人公トニーを演じるのは、『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴート。マリア役は約30,000人のオ ーディションから選ばれ、最近ではディズニー実写版『白雪姫』のヒロインにも抜擢された新星レイチェル・ゼグラー。さらに、1961年版の映画でアニータ役を演じ、アカデミー賞助演女優賞に輝いたリタ・モレノも出演する。
そして、本作を象徴するレナード・バーンスタイン(作曲)とスティーブン・ソンドハイム(作詞)が生み出した、「Cool(クール)」「America(アメリカ)」「Somewhere(サムウェア)」など、珠玉のミュージカルナンバーが新たなキャストによるダンスと歌唱によって新生する。振付は現代アメリカのダンス界をけん引するトニー賞受賞のジャスティン・ペック、音楽指揮は今年パリ・オペラ座の音楽監督に就任したグスターボ・ドゥダメルが担当。トニー賞とピューリッツァー賞受賞のトニー・クシュナーがスピルバーグと共に脚本を手がけた。
■公開情報
『ウエスト・サイド・ストーリー』
12月10日(金)全国ロードショー
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー、 アリアナ・デ・ボーズ、マイク・フェイスト、デビット・アルバレズ、リタ・モレノ
脚本:トニー・クシュナー
作曲:レナード・バーンスタイン
作詞:スティーブン・ソンドハイム
振付:ジャスティン・ペック
指揮:グスターボ・ドゥダメル
オリジナル・サウンドトラック:ハリウッド・レコード
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movie/westsidestory.html