横浜流星、広瀬すず×松坂桃李『流浪の月』出演決定 「まだある殻を破ることができたら」
2022年に全国ロードショーされる広瀬すずと松坂桃李のW主演映画『流浪の月』に、横浜流星が出演することが決定した。
本作は、2020年の本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた、凪良ゆうの同名小説を映画化するもの。
雨の夕方の公園で、9歳の家内更紗に傘をさした19歳の大学生・佐伯文は、引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み部屋に入れる。更紗はそのまま2カ月を過ごすことになる。しかし、やがて文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。「傷物にされた被害女児」とその「加害者」という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。
9歳のときに誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗を広瀬が演じる。事件の“加害者”とされた当時19歳の大学生・佐伯文役は松坂が担当。監督を務めるのは李相日。広瀬と李監督のタッグは『怒り』以来、松坂と李監督のタッグは本作が初となる。また広瀬と松坂は、現在公開中の映画『いのちの停車場』に続く再共演となる。
横浜は、更紗を愛しながらも彼女の過去を受け止め切れず、自分を見失ってしまう婚約者・中瀬亮を演じる。もともと原作ファンであることを公言している横浜は、「自粛中に原作に出会い、とても考えさせられた作品を李監督をはじめとした素敵な方々と共に創ることができ、この上ない幸せを感じています」とコメント。亮役については「亮にも過去がありそれ故に、愛に飢え、愛を求めている。脆く、人間らしい亮を僕が誰よりも愛し、全力で生きたいと思います」と意気込みを見せた。
初参加となる李組の撮影については、「とにかく李組に全力でぶつかって僕の中にまだある殻を破ることができたらなと思っています」と語る。一方、李監督は横浜の抜擢の理由を「横浜君の持つ不器用な真っ直ぐさが、亮と重なりました」とし、「愛情に飢え泥臭く生きる姿を、クールなイメージの横浜君が全身で曝け出してくれるのを楽しみにしています」とコメントしている。
コメント
横浜流星
自粛中に原作を手に取り出会い、とても考えさせられた作品を李監督を初めとした素敵な方々と共に創ることができ、この上ない幸せを感じています。
とにかく李組に全力でぶつかって僕の中にまだある殻を破ることができたらなと思っています。
原作は文目線で読んでいましたが、話を頂いて亮目線で読むとまた見方も変わりました。
亮にも過去がありそれ故に、愛に飢え、愛を求めている。
脆く、人間らしい亮を僕が誰よりも愛し、全力で生きたいと思います。
李相日監督
横浜君の持つ不器用な真っ直ぐさが、亮と重なりました。
一途な思いは、時として他者を傷つけ、間違いを犯させます。
愛情に飢え泥臭く生きる姿を、クールなイメージの横浜君が全身で曝け出してくれるのを楽しみにしています。
まだ誰も見ていない横浜流星を見つけられますよう。
■公開情報
『流浪の月』
2022年全国ロードショー
原作:凪良ゆう『流浪の月』(東京創元社刊)
主演:広瀬すず、松坂桃李、横浜流星
脚本・監督:李相日
製作幹事:UNO-FILMS(製作第一弾)
共同製作:ギャガ、UNITED PRODUCTIONS
配給:ギャガ
(c)2022「流浪の月」製作委員会