J・J・エイブラムスによる『シャイニング』スピンオフドラマ、HBO Maxから離れ権利売却

J・J・エイブラムス企画ドラマ、権利売却に

 2020年に製作が発表された『シャイニング』のスピンオフドラマとなる『Overlook(原題)』(以下、オーバールック)。J・J・エイブラムス率いる製作会社バッド・ロボット・プロダクションズが、HBO Maxでの配信に向け親会社のワーナーメディアと2億5000万ドルの契約で製作される予定だった本作が、HBO Maxの手から離れたことがThe Hollywood Reporterで報道された(参照:‘Overlook’ Hotel Drama From J.J. Abrams Being Shopped After HBO Max Pass|The Hollywood Reporter)。

 バッド・ロボットはワーナーメディアとの間に3作品の製作契約をしており、DCコミック作品の『Justice League Dark(原題)』と『Duster(原題)』、そしてこの『オーバールック』がその内の一つだった。本作はスティーヴン・キングが1977年に発表した小説、そして1980年にスタンリー・キューブリックによって映画化された『シャイニング』の舞台となるホテルをテーマにしたスピンオフ。すでに2020年4月時点でエイブラムスは同じくキングの作品をベースにしたオリジナルドラマ『キャッスルロック』のクリエイティブチームに声をかけていたことが明かされており、脚本家チームはすでに作業を始めていたという。もともとはHBO Maxコンテンツチーフのケヴィン・レイリーによってグリーンライトを受けた本企画はその後、「現段階のHBO Maxにフィットしていない」という理由によって製作段階で止まってしまっていた。なお、このままバッド・ロボットがバイヤーを見つけられない場合は補償金がHBO Max側から支払われることになっている。しかし、その心配はなさそう。誰もが知っている、あの有名なオーバールックホテル。そこに登場するキャラクターに焦点を当てた物語ということで、すでに多くのバイヤーが本企画の購入に興味を持っている。中でも、現在最も有力的な候補であるのがNetflixだ。

 2019年9月にワーナーメディアと大規模な契約を交わして以来、バッド・ロボット・プロダクションズは積極的にHBO Max向けのテレビシリーズの企画を製作している。エミー賞18部門にもノミネートされた『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』も、エイブラムスがHBOオリジナルとして製作したドラマだったが、なんとシーズン1で打ち切りとなってしまったことが記憶に新しい。果たして『オーバールック』は無事、製作されるのか。続報を待ちたいところだ。



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