佐藤健、竜役で『竜とそばかすの姫』出演 細田守監督はカンヌ映画祭選出に「とても光栄」

佐藤健、『竜とそばかすの姫』出演が明らかに

 7月16日に公開される細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』に佐藤健が出演していることが明らかになった。

 スタジオ地図が贈る細田監督最新作『竜とそばかすの姫』では、かつて『サマーウォーズ』で描いたインターネット世界を舞台に、『時をかける少女』以来となる10代の女子高校生がヒロインに。そこで紡ぎ出すのは、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界「U(ユー)」で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする物語。

 主人公すず/ベル役の二役を演じ、さらに作品の要とも言える「歌」を担う大役に抜擢されたのは、ミュージシャンの中村佳穂。その同級生役に成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、すずを見守る合唱隊メンバーに森山良子、清水ミチコ、岩崎良美、中尾幸世、坂本冬美、父親役として役所広司が出演する。音楽面では、岩崎太整、Ludvig Forssell、坂東祐大ら複数のミュージシャンが集結。メインテーマを、ロックバンド・King Gnuの常田大希が率いるクリエイター集団・millennium paradeが担当する。

 佐藤の出演は、7月6日に開催された本作の完成報告会見で明かされた。物語の鍵を握る存在である竜の声を演じる。

 また、カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション内に新設された「カンヌ・プルミエール部門」に本作が選出。本部門において日本映画としては唯一の選出作品となる。日本での公開前日にあたるフランス現地時間7月15日20時のカンヌでのワールドプレミアに細田監督が出席する予定だ。

 細田監督は「前作『未来のミライ』がカンヌ国際映画祭・監督週間に選ばれたことに続き、今回『竜とそばかすの姫』がオフィシャル・セレクション プルミエール部門に選ばれたことをとても光栄に思います。アニメーション映画がカンヌ国際映画祭に選ばれること自体が極めて稀なことであり、今回の選出が、これから変化していく新しい映画の価値を観客に指し示す兆しと思います。コロナ渦の中で一時途絶えていた映画文化が再び復活する姿を、ともにカンヌの地で祝い、感じたいと思います」とコメントを寄せている。

■公開情報
『竜とそばかすの姫』
7月16日(金)全国東宝系にて公開
監督・脚本・原作:細田守
声の出演:中村佳穂、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、森川智之、津田健次郎、小山茉美、宮野真守、役所広司ほか
企画・制作:スタジオ地図
製作幹事:スタジオ地図有限責任事業組合(LLP)・日本テレビ放送網共同幹事
配給:東宝
(c)2021 スタジオ地図
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