鈴木亮平×吉岡里帆『レンアイ漫画家』 ベストカップルから一転、悲しい別れのまま最終話へ

鈴木亮平×吉岡里帆『レンアイ漫画家』 ベストカップルから一転、悲しい別れのまま最終話へ

 気持ちが通じ合ってからは早かった。あいこ(吉岡里帆)と刈部(鈴木亮平)は急速に距離を縮め、これまで全く自分が恋愛することに興味を持たなかった刈部がデートをし、あいこの誕生日にプレゼントを用意するまでになる。しかし、二人の愛は悲しくも別々の道を歩むことに。『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)第10話では、付き合いたてのラブラブな二人の様子から一転、漫画のために別れを選ぶ切ない恋模様が描かれた。

 あれだけ仕事にストイックで他者を寄せ付けなかった刈部は、仕事部屋にあいこを入れて寝かせるまでになる。気持ちも環境も大きく変化した刈部だが、変わったのはいいことばかりではなかった。あまりに幸せな恋愛に身を置いたため、漫画が描けなくなってしまう。

 これまで漫画に人生を捧げるために“普通の幸せ”を遠ざけて生き、恋愛漫画を描くことで感情を昇華してきた刈部。しかしあいこと円満な関係を築く中で、現実と虚構のバランスを崩し、思うように漫画のストーリーを生み出せなくなってしまったのだ。苦しみながらも乗り越えようと、寝ず食わずで原稿に向かう刈部だが、とうとう締め切りの日に倒れてしまう。そんな姿を見たあいこは、自責の念で刈部から離れることを決意する。二人を応援していた可憐(木南晴夏)も、刈部が描けなくなるくらいならとあいこに身を引くように伝えるのであった。

 冒頭の仲睦まじい姿で刈部の新たな一面がどんどん引き出され、いかにチャーミングで愛情深い男であったのかがはっきりと示される。さらにあいこに対しても、誕生日までにネームを仕上げるからと頼もしい発言まで飛び出した。転じて後半は、自分自身と戦うストイックな姿や、徐々に弱っていく痛々しさも見せる。刈部の人間らしい葛藤や、喜び、苦しみ、悲しみは、その大きな体からひしひしと伝わり、あいこを失い崩れるように泣く姿は思わず視聴者まで胸が張り裂けるようなシーンとなった。二人の切ない別れは受け入れ難いほどの苦しみを残す。

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