『おかえりモネ』清原果耶の表情にほころびと陰り 百音は故郷に何を想う?

『おかえりモネ』清原果耶の表情にほころびと陰り 百音は故郷に何を想う?

 気象予報士の資格に興味を持った百音(清原果耶)はさっそく専門書を買いに行く。NHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』が第3週初日を迎え、清原果耶演じる百音が気象予報士を目指す第一歩を踏み出した。

 専門書を買うために訪れた書店で、専門書と向き合う百音の表情は、少し緊張しているようにも、ワクワクしているようにも見えた。「図書館で借りれば良かったかな……」と呟きつつも、百音は嬉しそうに顔をほころばせる。

 とはいえ、教本の内容は相当難しいらしい。専門書を開いた百音は目が泳がせ、唇を軽く噛み締める。困惑の様子が伺えるが、目にした雲を写真に収め、教本と照らし合わせながら雲の名前を書き記す百音は、やはり心を弾ませているようだった。

 夏が訪れ、百音は祖母・雅代(竹下景子)の初盆に合わせて気仙沼の実家へ帰省することに。サヤカ(夏木マリ)から「なんにせよ地元は楽しいよ」「同級生どがにも会ったりすんでしょ?」と言われ、百音ははにかむ。しかしバスの中から海を眺める百音の表情は、百音の顔に差し込む眩しい光とは裏腹に、陰りがあった。その憂いのある表情は、父・耕治(内野聖陽)や未知(蒔田彩珠)に見せた清々しい笑顔や海の香りを懐かしむ穏やかな顔つきに上書きされたが、心に残るものだった。

 物語冒頭で、気象予報士への第一歩を明るく踏み出した百音。一方で故郷の海には、懐かしさを感じつつもわだかまりがありそうだ。清原は豊かな表情で、百音の明るく伸びやかな性格だけでなく、故郷に複雑な思いを抱く百音の繊細さも表現している。

 第3週では仲の良かった幼なじみとの再会が描かれるとともに、百音が音楽をやめた理由が明かされるようだ。幼なじみと音楽に対して、百音がどのような表情を見せるのか楽しみだ。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる