『ロキ』『ブラック・ウィドウ』予告編からわかること 『アントマン』最新作への伏線も?

『ロキ』『ブラック・ウィドウ』予告編を考察

 さて、ロキといえば映画『アベンジャーズ』のメインヴィランでもありました。シールドの空中空母ヘリキャリアーの中で囚われの身となっていましたよね。その時ブラック・ウィドウと会話するシーンがあったの覚えていますか? ロキはそこでブラック・ウィドウの古傷、すなわち彼女が過去にやってきたであろう悪行を暴き立てます。ただ具体的にどんなことをやったかは言わず断片的に言葉を並び立てます。「ドレイコフの娘」「サンパウロ」「病院の火災」です。ブラック・ウィドウはここで動揺(ないし動揺したふりを)します。

「ブラック・ウィドウ」最新予告【“家族”編】

 今回リリースされた『ブラック・ウィドウ』の予告編にレイ・ウインストン演じる謎の人物が登場します。

 本作のメインヴィランの一人と思われるタスクマスター(仮面を被った怪人)になにやら話しかけていますから悪の黒幕っぽい。今回レイ・ウインストンの役はドレイクと発表されました! そう、『アベンジャーズ』でロキが言及したブラック・ウィドウの過去が、今回の映画とリンクするわけです。果たして「ドレイクの娘」とは何をさすのでしょうか? 気になりますね!

■杉山すぴ豊(すぎやま すぴ ゆたか)
アメキャラ系ライターの肩書でアメコミ映画に関するコラム等を『スクリーン』誌、『DVD&動画配信でーた』誌、劇場パンフレット等で担当。サンディエゴ・コミコンにも毎夏参加。現地から日本のニュース・サイトへのレポートも手掛ける。東京コミコンにてスタン・リーが登壇したスパイダーマンのステージのMCもつとめた。エマ・ストーンに「あなた日本のスパイダーマンね」と言われたことが自慢。現在発売中の「アメコミ・フロント・ライン」の執筆にも参加。Twitter

■配信情報
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ『ロキ』
ディズニープラスにて、6月11日(金)16:00日米同時配信
監督:ケイト・ヘロン
出演:トム・ヒドルストン
(c)2021 Marvel
公式サイト:https://disneyplus.disney.co.jp/program/loki.html

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