中川大志、満席の観客を前に「胸がいっぱいです」 ファンとの対面を果たし喜びの表情

中川大志、観客を前に「胸がいっぱいです」

 改めて中川は、演じた清澄について「言葉のチョイスとか、掛け合いとか、清澄はセンスがあるんですよね。その空気とか自然体さが僕は好き」と話し、「僕自身もピュアに向き合わないと成立しないなと思っていた」とコメント。矢田は大きな息子がいる母親役に不安もあったというが、中川とセリフ合わせをした際に「本当に自然で純粋、素直でまっすぐ。何気ないセリフが私の胸に響いたので、清澄をずっと観察していればいいなと。この子に愛情をいっぱい注いでお芝居すれば大丈夫かなとヒントをいただいた」と明かした。

(左から)矢田亜希子、中川大志

 難役に挑んだ石井は「小説を読んだ時に、この役がすごく好きだったんです。だからこそ自分自身に負けたくなかったし、いじめられたり、不器用なところもあるけど、玻璃から愛をたくさん感じて。演じる上でいろんな人に愛を与えていかなきゃいけないと思ったので、自分が一番玻璃を愛して、どんなに苦しいシーンでも玻璃と一緒にがんばろうという気持ちで戦っていました」と打ち明けた。

 また中川が「カットがかかって振り返ったら、スタート地点が見えないくらい歩きながら撮っていた」と明かすほど、長回しのシーンが多かったという今作。通行人が横切るなどのハプニングも多かったというが、中川は「2人だけの会話がずっと続くって素敵。やっているほうは怖いけど、かっこいいシーンで大好きです」と目を輝かせた。

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 最後に石井は「これからの人生の中で、きっと私にとってヒーローになる作品。みなさんの中でもヒーローのような作品になることを願っています」と、思い入れのある作品に期待を込める。中川は「僕たちの仕事は、観てもらって完成するので、いつもお客さんの顔を想像しながら演じているし、ものを作っています。一個の作品がこうして届けられることが改めて奇跡だなと感じている」と涙を浮かべ、「これからも(この感情を)大切にして、この作品とともに頑張っていきたいと思います」と、力強く誓った。

■公開情報
『砕け散るところを見せてあげる』
新宿ピカデリー、イオンシネマほかにて公開中
出演 :中川大志、石井杏奈、井之脇海、清原果耶、松井愛莉、北村匠海、矢田亜希子、木野花、原田知世、堤真一
監督 :SABU
原作 :竹宮ゆゆこ『砕け散るところを見せてあげる』(新潮文庫nex刊)
主題歌:琉衣「Day dream ~白昼夢~」(LDH Records)
配給:イオンエンターテイメント
PG12指定
(c)2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会
公式サイト:https://kudakechiru.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/kudake_movie

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