『鹿の王』声優に堤真一×竹内涼真×杏が決定 公開日は9月10日、特報映像&ビジュアルも

『鹿の王』声優に堤真一×竹内涼真×杏

 2021年の公開を予定していた映画『鹿の王』が、正式タイトルを『鹿の王 ユナと約束の旅』とし、9月10日に公開されることが決定。あわせて、声優キャスト、特報映像、ビジュアルが発表された。

 

本作は、2015年度本屋大賞、日本医療小説大賞をW受賞、シリーズ累計発行部数220万部を突破した上橋菜穂子のベストセラー巨編『鹿の王』をアニメ映画化したもの。制作スタジオとしてProduction I.Gが参加する。『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』の作画監督を担当してきたアニメーター・安藤雅司が、本作で初監督・キャラクターデサイン・作画監督も務める。そして共同監督を『千と千尋の神隠し』で宮崎駿の監督助手を務め、『忘念のザムド』『伏 鉄砲娘の捕物帳』で監督を務めた宮地昌幸が担当する。さらに脚本を『ハイキュー‼』シリーズや『僕だけがいない街』の岸本卓が手がける。

 物語の舞台は、強大な帝国が支配する世界。世界を侵食する謎の病から生き延び、過酷な運命に立ち向かいながら旅を続ける血の繋がらない“父と娘”、その病から多くの命を救おうと奔走する“天才医師”、故郷のために帝国に従い戦う“謎の女”ーーやがて、彼らは、運命的な出会いを果たす。

 物語の主人公となる生き残った孤独な戦士ヴァンの声優には声優初挑戦となる堤真一、もう一人の主人公・謎の病の治療法を探す天才医師ホッサルには竹内涼真、ヴァンを追う謎の女戦士サエには杏が抜擢された。

 公開されたビジュアルでは、少女・ユナを抱えたヴァンの姿が切り取られており、「それでも、生きていく」というコピーが綴られている。

映画『鹿の王 ユナと約束の旅』特報①【9月10日(金)公開】

 特報映像では、ヴァンとユナの出会いのシーン、ヴァンが馬に乗り疾走する様子、ホッサル、サエの姿が捉えられている。

 出演が決定した堤、竹内、杏からはコメントが寄せられている。

コメント

堤真一

実は、このお話をいただく前に、すでに原作を読んでいて、この壮大な世界観が大好きでした。実写化は難しいだろうと想像していたので、こうやって関われたことが嬉しく、また、ご縁を感じましたね。アニメの声優は初めての経験で、慣れないことばかりで本当に難しかったです。ご迷惑をおかけしました。
物語は壮大なファンタジーですが、その中にリアルな部分もあるので、フィクションでありノンフィクションでもあるような内容だと思います。
私が演じたヴァンの運命は様々な出会いがあって動き出していきます。ユナとの出会いで息を吹き返し、愛情や感情を取り戻し、人のために生きる事の大切さを教えてくれるキャラクターだと思います。
原作がお好きな方も、読んだ事のない方にも楽しんでいただける作品です。是非、ご覧下さい。

竹内涼真

原作を読んだ時、頭に風景が浮かんできてすぐに物語に入り込んでしまいました。
僕の演じるホッサルは気持ちに一本筋が通っているので、何をして何を救いたいのか、その気持ちに感情移入しやすかったです。
アニメーションの声優は初めてだったので、自分の声で大丈夫かな? とドキドキする気持ちもありましたが、ホッサルのカッコいいビジュアルに負けないように声を作って演じることを意識しました。
原作のキャラクターそれぞれの持ち味が素敵なので、アニメ化された時のセリフやビジュアル、映像などすごい迫力になっていると思います。
『鹿の王』の壮大でファンタジーな世界観が皆様のもとに届くことが今から楽しみです。

上橋先生とは以前、まさに『鹿の王』で対談させていただき、その際にこの作品にかける情熱やこだわりをお伺いしたこともあり、私がキャスティングされた時は、とても嬉しかったけれど、まずは上橋先生がどう思うだろう、と上橋先生にお電話をして「本当に私で良いんですか!?」とお聞きしました。幸い、喜んでいただけてホッとしました。
サエは孤独な狩人の役で、戦闘のシーンも多く、声だけとはいえ実際に殺陣を習うように動きの指示を受けて録音しました。2年前の収録段階では、まだ映像が完成していない状態でしたので、私も出来上がりを楽しみにしております。
この作品は、謎の病が流行し、それに立ち向かう人々の物語です。奇しくも、今の世情とも通じる部分が多い中、ファンタジーの世界を通して、私たちへのメッセージが込められているような気がします。

■公開情報
『鹿の王 ユナと約束の旅』
9月10日(金)全国公開
原作:上橋菜穂子『鹿の王』(角川文庫・角川つばさ文庫/KADOKAWA刊)
監督:安藤雅司、宮地昌幸
出演:堤真一、竹内涼真、杏
脚本:岸本卓
キャラクターデザイン・作画監督:安藤雅司
コンセプトビジュアル:品川宏樹 
美術監督:大野広司 
色彩設計:橋本賢 
撮影監督:田中宏侍 
音響監督:菊田浩巳 
音楽:富貴晴美
アニメーション制作:Production I.G
配給:東宝
(c)2021「鹿の王」製作委員会
公式サイト:https://shikanoou-movie.jp/
公式Twitter:@shikanoou_movie

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