新田真剣佑、竹野内豊との5歳当時の出会いを懐古 「『ハイ』って飴を渡しに行った」
4月5日よりフジテレビ系で放送がスタートするドラマ『イチケイのカラス』のリモート記者会が3月28日に行われ、竹野内豊、黒木華、新田真剣佑が出席した。
2018年に発刊された浅見理都の同名人気コミックを原作とした本作は、型破りな裁判官・入間みちお(竹野内豊)と、堅物なエリート裁判官・坂間千鶴(黒木華)によるリーガルエンターテインメント。新田は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)メンバーであり、裁判所書記官の石倉文太を演じる。
竹野内が扮するみちおは、原作では小太り体型。イメージとかけ離れたキャラクターを演じることになった竹野内は「原作のみちおファンも本当に多いと思うので、自分がこの役をやって大丈夫かなと思った」と正直な思いを吐露。クランクイン前には少し太ることも考えたというが、打ち合わせ時に「『竹野内さんの中にみちおさんがいます』と言われて。魂だけを受け継いで臨もうと思った」と、ビジュアルを寄せることはせず、内面の役作りに徹したことを明かした。
一方、黒木が演じる坂間は、原作では男性のキャラクター。黒木は「原作ファンの方とか、原作者の方がどう思うだろうっていうのはすごくありましたね」と本音をこぼすも、「ドラマは別物として、女性だからできること、私だからできることを必死に探して、原作のイメージを大事にしながら演じたつもり」と自信の表情。新田はそんな2人のコンビネーションについて「この2人でなきゃいけないなと思いました。僕も石倉として、この2人を見ているのが好きでした」と笑顔を見せた。
3人は、今作で互いに初共演。黒木の印象を聞かれた竹野内は、「勝手に物静かな方なのかなと思っていたんですけど、小日向(文世)さんとすごく仲良く話されている姿が、夫婦漫才のように見えてきて(笑)。その姿がほほえましくて、黒木さんの笑顔がやっぱり現場を明るくするんですよね。過酷な撮影期間の中で、数えきれないほど小日向さんと黒木さんのやりとりに笑わせてもらいました」と黒木の意外な一面を披露。
また新田は、竹野内との出会いについて「5歳の頃に、現場に遊びに行かせていただいて……」と告白。竹野内は「『できちゃった結婚』(フジテレビ系)でまっけんのお父様と共演した時に、ときどき現場に遊びに来ていて。(手を腰の位置に当てながら)こんなに小さくて、本当にいい子で可愛かったんですよ」と目尻を下げ、横にいる新田に視線を向けて「こんなに大きくなっちゃって。父親になったような感覚」としみじみ。新田は「僕はただただ、あの頃に観た人が目の前にいるという感じ。しかも共演ができるということで、とにかく嬉しかったし、不思議な感覚があります」と無邪気に語った。
さらに竹野内が「あの時の記憶って残ってるの?」と問うと、新田は「あります!」と即答。「囲み取材している竹野内さんのところに、『ハイ』って飴を渡しに行ったのを覚えてる」とほほえみ、竹野内も「抱っこしたり、高い高いしたりしたんですよ」と懐かしんだ。