亀梨和也の多様な演技の変遷 緊迫感漂う『レッドアイズ』で新たな進化を遂げる

亀梨和也の多様な演技の変遷 緊迫感漂う『レッドアイズ』で新たな進化を遂げる

 亀梨の過去の出演作品を遡ってみると、1999年放送『3年B組金八先生』第5シリーズ(TBS系)にはじまり、2005年放送『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)、『ごくせん』第2シリーズ(日本テレビ系)で一気に脚光を浴びた。『たったひとつの恋』(日本テレビ系)、『サプリ』(フジテレビ系)とラブストーリーを経て、劇場版も公開された『妖怪人間ベム』(日本テレビ系)では妖怪人間という難役に挑戦。2013年公開の映画『俺俺』では一人で33役を演じ分け、2015年公開の映画『ジョーカー・ゲーム』、ドラマ『怪盗 山猫』(日本テレビ系)ではアクションを。ドラマ『FINAL CUT』(カンテレ・フジテレビ系)ではパルクールと演技の幅を広げた。2020年には映画『事故物件 恐い間取り』でホラー作品に挑戦と、ジャンルを問わずに出演してきたのも亀梨ならでは。今回『レッドアイズ 監視捜査班』では、当初の予定とは異なり、アクションが増えたというが、過去の作品をたどってみると、点と点が繋がって線に、そして面へと変わる実りを感じた。

 亀梨の凄さは作品の出演に留まらず、早朝から生放送番組に出演して番組の宣伝活動を行ったり、映画の舞台挨拶で全国各地を回ったり。また、別の作品や舞台出演が重なることもあり、時には『Going! Sports&News』(日本テレビ)で、ホームランや剛速球などのプロジェクト企画で肉体改造レベルの挑戦が平行したことも。怒涛の日々でありながら、それを億尾にも出さずに深夜の生放送ではさわやかな笑顔をみせる。演技力もさることながら、そのプロ根性に胸を打たれる。

 「これくらい努力すればこうなる」ではなく、「これがやりたいからこうする」っていう発想の人間だからーー亀梨がエッセイで綴った言葉だ(参照:『ユメより、亀。』(集英社))。明確なビジョンを持ち、それに向かって進む。言葉こそシンプルではあるが容易ではない。そんな状況を「楽しむ」というのだから頼もしい。1月23日からスタートした『レッドアイズ 監視捜査班』も、いよいよ最終回。どんな結末を迎えるのか、きっと最後まで緊張感あるシーンの連続になることだろう。終わりは寂しいが、今回の作品でまた一つ進化を遂げた亀梨の、俳優としての今後が楽しみでならない。

※高橋ひかるの「高」はハシゴダカが正式表記

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

■放送情報
『レッドアイズ 監視捜査班』
日本テレビ系にて、毎週土曜22:00〜22:54放送
出演:⻲梨和也、松下奈緒、趣里、シシド・カフカ、松村北斗(SixTONES)、高橋ひかる、木村祐一
脚本:酒井雅秋、福田哲平、まなべゆきこ
音楽:カワイヒデヒロ
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:尾上貴洋、茂山佳則(AX-ON)
演出:水野格、長沼誠ほか
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/redeyes/
公式Twitter:@redeyes_ntv
公式Instagram:@redeyes_ntv

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