『エウレカ』劇場版最新作のメカデザインに大河原邦男が参加 新機体のデザインも公開
2021年初夏に公開される『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』にメカデザインとして大河原邦男の参加が決定し、メカデザインとコメントが公開された。
本作は、2017年『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』、2018年『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』に続く、シリーズ最終作。
少年レントンが、ヒロイン・エウレカと出会い、世界を知る旅に出る物語も、ついに本作で大きな円環が閉じられる。
メカデザインを担当する大河原は、『科学忍者隊ガッチャマン』『機動戦士ガンダム』をはじめ、数々のアニメーション作品においてメカデザインを担当してきた業界第一人者の巨匠。『ハイエボリューション』シリーズのフィナーレとなる本作で『エウレカ』シリーズに初めて参加することになる。
新たに登場するパワーアップしたメカを手がけた大河原。今回、本作にて大活躍するウルスラグナとオデッセイの2機のビジュアルも公開された。
ウルスラグナは、ジェットボードを操り高機動の空中戦を行うことができるプライムドレス(強攻防護機械化装甲歩兵)。「鋼鉄の魔女」と呼ばれるエースパイロットが搭乗する機体SCT-A7Aは強襲強化型で、ドローンを搭載し、それによって敵の無力化を計ることもできる。そのほかにSCT-J7G(統合歩兵型)、SCT-S7E(支援電子戦型)なども存在し、編隊を組んでの戦闘でも力を発揮する。
オデッセイは、現在主力として使われているKLF。下半身がまるごとジェットエンジンになっており、空中戦に特化している。指揮官機は両腕がガンランチャーになっており、エンジン上部にはミサイルランチャーを搭載している。
また、本作の特典付ムビチケが3月6日より上映劇場とメイジャー通販で発売されることが決定。特典として、ティザーポスターをあしらったオリジナルクリアファイルが付属する。
メカニックデザイン:大河原邦男コメント
京田監督との仕事は初めてでしたがオデッセイ、ウルスラグナ両機のコンセプト&ギミックアイディアを明確にお持ちでした。
それを素直に表現すれば良かったので合理的で楽しい仕事となりました。
手書きアニメという事でしたのでなるべく線を少なく形の取り易いデザインを心掛けましたが時代の流れでしょうか昔から比べると線が多くなってしまいました。メカ達の活躍を楽しみにしておりますがこれを動かすアニメーターさんのご苦労を考えると複雑な気持ちになります。
1972年竜の子プロの上司 中村光毅さんの勧めでメカデザインの道を歩み始めてもう直ぐ半世紀になりますが皆様に今でもお声掛けいただけることに感謝です。
有難うございます。
■公開情報
『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』
2021年初夏、全国公開
声の出演:名塚佳織
監督:京田知己
アニメーション制作:ボンズ
配給:ショウゲート
(c)2021 BONES/Project EUREKA MOVIE
公式サイト:eurekaseven.jp