岡田将生×志尊淳のバディ演技に注目 『さんかく窓の外側は夜』で除霊ブーム到来?
リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、高校生になるまで幽霊に怯え切っていた島田が『さんかく窓の外側は夜』をプッシュします。
『さんかく窓の外側は夜』
岡田将生と志尊淳がW主演を務めた映画『さんかく窓の外側は夜』が公開中です。BLファンからの人気も高いヤマシタトモコの同名漫画を映像化した本作。ホラーとサスペンスを組み合わせジャンルがなんとなく今、新鮮に映りました。遡ってみれば『エクソシスト』や『陰陽師』など霊と人が直接対決する除霊モノは往年の人気作になることもしばしば。除霊モノといえば、最近では本作と同じく松竹配給の『事故物件 恐い間取り』も話題を呼びました。もしかしたら除霊モノブームがそこまで来ているのかもしれません。
とはいえ、本作のセリフに「一番怖いのは人」とあるように、あくまで主題は幽霊ではなく、人の悪意にあります。「呪い」を使った事件の謎を、岡田将生×志尊淳のバディが探っていくというのが本作のあらすじ。
とにかく、岡田将生、志尊淳、平手友梨奈の3人のキャスティングが話題を呼んだ本作。岡田くんと志尊くんの絡みをもっと観たいと思ってしまった観客の方も多いのではないでしょうか。平手さんも随所で持ち前の存在感を発揮しています。岡田さんは『掟上今日子の備忘録』(日本テレビ系)、『タリオ 復讐代行の2人』(NHK)など実はこれまでもバディ演技の経験が豊富ですが、本作のクールで相方を引っ張る役は新鮮です。志尊くんも本作をきっかけにさらに知名度を伸ばすのではないでしょうか? 困惑した表情がかなり似合っていました。