年女の小芝風花、2021年の抱負はマイペース!? 工藤阿須加とコントのようなやりとりも

『モコミ』配信イベントを開催

 テレビ朝日系土曜ナイトドラマ『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』の配信トークイベントが開催され、主演の小芝風花に加えて、工藤阿須加、加藤清史郎が登壇した。

 本作は、『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)で連ドラ初主演を飾った小芝が、再び土曜ナイトドラマ枠で主演を務めるヒューマンホームドラマ。『僕の生きる道』シリーズ(フジテレビ系)など数々のヒューマンドラマを手がけてきた脚本家の橋部敦子と初タッグを組む。

 小芝演じる主人公・清水萌子美の心の成長を家族との関わりの中で描く本作。自分の殻に閉じこもってきた萌子美が自分らしく生きようする中、初めて“恋”という感情にも向き合っていく。

 トークイベントは、3人が自身の役の説明や意気込みを語るところからスタート。「ぬいぐるみや植物の気持ちがわかったり、会話ができたりする、ちょっと変わった感覚を持った女の子を演じさせていただきます」という萌子美役・小芝の言葉に続き、萌子美の兄を演じる工藤は「僕が演じる俊祐は花屋のスタッフや家族からも頼られ愛されていますが、実は全く別の一面を持っていて、そのことが物語に大きく影響していきます。爽やかでいい人だと思われていた俊祐がどう変化するのか楽しんでいただきたいです」、萌子美の微笑ましい恋の相手を演じる加藤は「佑矢はデリバリーのアルバイトをしながら役者を目指している爽やかな青年です。萌子美さんからも好意を寄せられる佑矢をとにかく頑張って爽やかに演じたいと思います」とそれぞれ語る。

 小芝と工藤は5年ほど前、夫婦役を演じたことがあり、今回の共演に小芝は「兄妹役なんだ!」と思わず笑ってしまったと告白。初共演となる加藤に関しては、爽やかな役がイメージにピッタリと思いきや、現場で監督から爽やかさを求められるたび、困った表情を浮かべているのに驚かされたと語る。工藤も加藤について「空き時間に話をすると、すごく誠実で、礼儀正しくて、まっすぐで、人の目を見て会話をしてくれるので、役にピッタリ」と太鼓判を押す。2人のコメントに「励みになります」と言いつつ、顔が赤くなってしまう加藤。小芝と工藤からの「かわいい」との言葉に余計照れる一幕も。

 小芝は気心の知れた工藤との共演に安心感があるとのことで、物の気持ちがわかるという難役を演じられるか、不安な思いを聞いてもらったことがあるとのこと。工藤は、僕にできることは話を聞いてあげることだけと前置きしつつ、「役についての葛藤もそのまま演じることに生きている気がするので、僕は全てがプラスに働いていると思います」と温かな言葉を寄せた。

 萌子美や俊祐の家族を演じるのは、母親役に富田靖子、父親役に田辺誠一、母方の祖父役に橋爪功という演技派の面々。家族役キャストの印象を聞かれ、小芝は「お母さん(富田)はお母さんそのもの」と答える。役柄的に台所のセットにいることが多いという富田は、本来ならスタッフがする準備なども気が付くと自分でやっている。田辺に関しては小芝、工藤だけでなく、かつて親子役で共演したことのある加藤も「とにかく優しい」と意見が一致。工藤はさらに「まるで包み込むような優しさのある方。仏のようです」とも。工藤は大ベテランの橋爪についても現場にいると心地良い緊張感があり、「僕らのことを細部まで見てくださり、最後にぱっとアドバイスをくださる、この現場の守護神のような存在です」と話す。“守護神”という表現に、小芝も納得の表情でうなずく。加藤は橋爪とも孫と祖父役で共演したことがあり、田辺、橋爪が他の人と家族役を演じているのを不思議な気分で見ているとコメントした。

 また、冬のドラマの苦労といえばロケでの撮影。俊祐は花屋の店主という設定で、小芝たちはロケ先での苦労エピソードを披露。歩くだけで、かかとが響いて痛いという小芝は、「両手にそれぞれ持って、上半身に4つ、下半身に4つの計10カイロを張って頑張っています!」と明かす。工藤は、花屋ではシャツ1枚でいることが多く「アウターを着たい!」との切実な願いを語る。加藤も、デリバリーのアルバイトで花屋付近に現れる佑矢は自転車に乗っていることが多いため、強い北風が天敵とのことで「できればリハーサルでつけているフェイスガードを本番でも付けたいくらいです」と思わず本音が飛び出した。

 イベントでは3人が今年の抱負をフリップに書いて披露するコーナーも。小芝は「マイペースに一歩ずつ」と答え、「今年年女で、『年女だからこうしたい』って言うより、ゆっくり一歩ずつ前に進んでいけたら。マイペースにゆっくりと」とコメント。小芝のそんな言葉に工藤が意外と牛は早く走ると告げると、「必要なときは小走りします!」と付け加えた。続く工藤はシンプルに「健康」の二文字。小芝や加藤も大事、大事と言う中、毎年この言葉を抱負にしていると語り、「何を始めるにしても、何を継続して続けるにしても健康でないと難しいです。健康であることが1番で、こういう状況も続いていますし、心身ともに健康でいたいと思っています」と健康の文字に込めた思いを語った。小芝、工藤の言葉を聞いた加藤はフリップを出しにくい様子。彼のフリップには「早寝早起き」と書かれ、またしても小芝・工藤に「かわいい」と言われてしまった。実は加藤は早起きが大の苦手だとか。学生でもあり、健康的な生活を送りたいそうで、工藤は「午前6時に起きるようにすれば?」と提案。すると小芝は「それでは早すぎるから午前8時起きは?」とまるでコントのようなやりとりが展開した。

 さらに、視聴者からの質問に答えるコーナーも。まずは「もしも、モコミのように現実で一つだけ声が聞けるとしたら、何の声が聞きたいですか?」との質問が。アウトドア好きな工藤は「自然の声を聞きたい」、小芝は「お母さんの心の声を聞いて、怒られないように努めたい」と微笑ましく答える中、加藤からは「結構、聞こえるかもしれません(笑)」という驚きの発言が。友人の家の猫や野良猫の気持ちがなんとなくわかるという加藤。「もしかして……モコミかも」と。そんな加藤に工藤はすかさず、「(小芝と)役をチェンジしては?」と提案していた。

 最後は小芝が「この3人が各々のイメージとまったく違う役柄でドラマに挑んでいます。ぜひギャップを楽しんでください」とアピールして締めくくった。

■放送情報
『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』
テレビ朝日系にて、1月23日(土)スタート 毎週土曜23:00~23:30放送
出演:小芝風花、加藤清史郎、工藤阿須加、田辺誠一、富田靖子、橋爪功、水沢エレナ、内藤理沙ほか
脚本:橋部敦子
演出:竹園元(テレビ朝日)、常廣丈太(テレビ朝日)、鎌田敏明
音楽プロデュース:S.E.N.S. Company
音楽:森英治
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:竹園元、中込卓也(テレビ朝日)、布施等(MMJ)
制作著作:テレビ朝日
制作協力:メディアミックス・ジャパン(MMJ)
企画協力:オスカープロモーション
(c)テレビ朝日

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