工藤阿須加、橋爪功、富田靖子、田辺誠一、小芝風花を支える家族役で『モコミ』出演決定

工藤阿須加ら、小芝風花主演『モコミ』出演へ

 小芝風花主演のテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』に、工藤阿須加、田辺誠一、富田靖子、橋爪功、水沢エレナ、内藤理沙の出演が決定した。

 本作は、『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)で連ドラ初主演を飾った小芝が、再び土曜ナイトドラマ枠で主演を務めるヒューマンホームドラマ。『僕の生きる道』シリーズ(フジテレビ系)など数々のヒューマンドラマを手がけてきた脚本家の橋部敦子と初タッグを組む。

 小芝が演じる主人公・清水萌子美は、ヌイグルミや石や植物など、感情を持たないとされているモノの気持ちがわかってしまうという繊細な“感覚”の持ち主。そんな不思議な感覚を持っているがゆえ、他人との関わりを極力持たないようにして生きてきた。ところがあることをきっかけに、自分自身を狭い世界に閉じ込めていた彼女が広い世界に踏み出すことを決意。さまざまな経験を重ねながら、成長していく姿を綴っていく。

 小芝が演じる清水萌子美の家族には、様々なキャストが集結。萌子美を心配する兄を工藤が演じる。ドラマ、映画と出演作が途切れない工藤は、テレビ朝日系では『就活家族~きっと、うまくいく~』『未解決の女 警視庁文書捜査官』シリーズなどに出演。今回は妹思いの反面、人には決して言えない一面を持つ青年という役に挑む。

 優しすぎるがゆえ、家庭で存在感が薄い父親を演じるのは田辺。テレビ朝日系の人気刑事ドラマ『刑事7人』シリーズでおなじみの田辺が、本作では家族を思う一方、仕事で転機を迎えた男性の心情を体現する。

 娘を心配するあまり、過干渉になっている母親役には富田が決定。近年母親役がすっかり板につき、NHKの連続テレビ小説『スカーレット』でもヒロインの母親役を演じた富田が、新たな母親像を演じる。

 そして家族の間に波紋を起こす母方の祖父役で橋爪が出演。テレビ朝日系で1年にわたり放送された『やすらぎの刻~道』で2役を見事に演じきった橋爪が、孫娘のもとに突然現れた祖父役を務める。

 家族役の共演者について小芝は、「皆さんと一緒にいると、とても平和な家族に見えると思います!」と笑顔。さらに、「その中でお母さんが過干渉だったり、お父さんがお母さんにエネルギーを吸い取られていたり、お兄ちゃんもさわやかで評判が良いのに実は……、という設定があったり。おじいちゃんもちょっと変わっているんです(笑)。素敵な皆さんが演じることで、家族ひとり一人の個性やギャップがさらに際立つはずです」と家族のシーンを撮ることを心待ちにしている様子。最後に「家族役の皆さんと面白いドラマを作っていきたいです!」と意気込みを語った。

 また、自分らしく生きようと頑張る萌子美が出会う人々として、水沢と内藤が出演。2人は、俊祐が切り盛りする花屋の店員役で登場する。

(左から)水沢エレナ、内藤理沙

コメント

工藤阿須加(清水俊祐役)

“常識、固定概念、価値観”それぞれ持っているものを崩し柔軟に受け入れる事は簡単なようで難しい事だと思います。モコミのように不思議な力をもった人が側にいた時に素直に信じ、受け入れられる大切さをこのドラマを通して感じていただきたいです。
家族ならではの葛藤も描かれていますし、リアルな家族の掛け合いも楽しみの一つだと思います。
俊祐は自分の居場所を自分で作ったことがありません。好青年で周りからも好かれるけれど、屈折してる部分ももっていて、ただ優しいだけじゃない一面も持ち合わせている役柄もしっかり表現していきたいです。
僕は5人兄妹の長男で、妹がいるのでモコミを演じる小芝さんとコミュニケーションを取りながら本当の兄妹のような関係性を築けていけたらと思います。
家族の形というのは、ご家庭によって様々あるようにモコミの家族の在り方、葛藤、成長、幸せ、温もりを視聴者の皆様に素敵な時間として届けていきたいと思っていますので楽しみにしていてください。

田辺誠一(清水伸寛役)

萌子美の抱えている問題って、人との関わりで悩むという意味では非常に現代的。さらに家族にも問題があって、そのどれもが“今ならでは”のものです。夫婦のパワーバランスや親子の関係性もリアル。家族間の会話は見てくださる方に共感してもらえるのではないでしょうか。ただ、清水家は基本“ホッコリ系”です。ドラマを見終わったとき「家族っていいな」と思ってもらいたいですね。
伸寛と千華子のような夫婦も、世間的に多々いると思います。家族の幸せを維持するために伸寛はこういう夫婦関係を良しとしていますが、そのうちいろいろ起こるかもしれないですね。僕としては、家庭における父親の悲哀とまでは言いませんが、「お父さんだっていろいろあるんだよ」というところを演じたいです。奥さん側には「何言ってるのよ!」と一喝されそうですけど(笑)。
僕だけの“感覚”といえば、自宅にパソコンを置いてある部屋があって、スリープ状態のパソコンが、僕が部屋に入ると何もしなくても起動するんですよ。それってすごくないですか?(笑)
萌子美の感覚って、僕は誰もが持っているものだと思うんです。ただ、いろいろとせわしない世の中で薄れているだけの気がします。モノの気持ちが分かるってことは、他人を思いやることにも繋がると思います。その温かさが伝わる作品にしていきたいですね。

富田靖子(清水千華子役)

ちょっとファンタジックな設定のこの作品は、私の好きなテイストです。萌子美のセリフに「窓が泣いている」というのがあって、それをどう映像化するのか、視聴者としても楽しみです。橋部さんの作品に出演するのは初めてになります。萌子美だけでなく各登場人物の心情が丁寧に描かれていたので、一気に引き込まれました。
母親って出産してから少し経つと、“ガルガル期”というものが訪れるそうです。子どもを守らなくてはいけないと本能で思って、攻撃的になってしまうことで、千華子は萌子美のこととなると、ずっと“ガルガル期状態”だと思います。さらにもともと人の話を聞かない性格だから、周りは手が付けられないですよね(笑)。最近、いろいろなタイプの母親を演じさせていただいていますが、千華子を演じることで、一個人としても母親である私にさまざまなことを気づかせてくれるのではないか、と思っています。
千華子はきっと、子離れが出来ていないと思います。夫の伸寛さんは本当に包容力がありますよね。とはいえ、物語が進むにつれて千華子にも大変なことが起きるのではないかと覚悟をしています。
私に萌子美に似た感覚があるとすれば、セリフを覚える能力でしょうか。大体真夜中ですけど、台本を読んでいると突然、「あ、今からセリフが“入ってくる”」という瞬間があるんです。
清水家は誰もが家族のことを思いやっています。だからこそ、傷つけあってしまう。その切なさの先に幸せが待っているといいですね。ぜひ千華子でなく、萌子美の優しい視点でドラマをご覧ください。

橋爪功(須田観役)

今回はとにかく孫の萌子美にくっついていようと思います(笑)。観は孫娘が可愛くてしかたないんでしょうね。気が合うというか、空気感が一緒なのかな。側にいて、見守りますよ。多分、観は良い人だと思います。“悪人”じゃあないですよ。でも、過去に問題を起こしていたらしいから、また何かやらかしてしまうかもしれないですね(笑)。
観はお金がないと言いつつ、格好も何だかおしゃれ。ちなみに頭に巻いているバンダナは僕の私物です。奥さんが好きで買ってくるものがあるんだけれど、思いつきで巻いてみました。結構数があるので、どうせなら毎シーン変えようとか思っていますよ(笑)。
萌子美役の小芝さんは、どこか不思議な空気が漂っているお嬢さんでした。彼女となら、変に作り込まなくても、良い関係が築けるだろうし、面白いドラマが作れる気がしています。

■放送情報
『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』
テレビ朝日系にて、2021年1月23日(土)スタート 毎週土曜23:00~23:30放送
出演:小芝風花、工藤阿須加、田辺誠一、富田靖子、橋爪功、水沢エレナ、内藤理沙ほか
脚本:橋部敦子
演出:竹園元(テレビ朝日)、常廣丈太(テレビ朝日)、鎌田敏明
音楽プロデュース:S.E.N.S. Company
音楽:森英治
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:竹園元、中込卓也(テレビ朝日)、布施等(MMJ)
制作著作:テレビ朝日
制作協力:メディアミックス・ジャパン(MMJ)
企画協力:オスカープロモーション
(c)テレビ朝日

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