カタキン所長の存在感が強烈! 『おちょやん』『バイプレイヤーズ』でインパクト放つ六角精児

カタキン所長の存在感が強烈! 『おちょやん』『バイプレイヤーズ』でインパクト放つ六角精児

 『おちょやん』(NHK総合)第6週目「楽しい冒険つづけよう!」後半での急展開で、主人公の竹井千代(杉咲花)が次なる“冒険”に出た先が鶴亀撮影所。そこで半裸にふんどし姿でインパクトの強い登場をするのが通称“カタキン所長”の片金平八(六角精児)である。

 千代の活躍の場が変わる毎に、その場を象徴する強烈な人物が配置されており、一気に空気感が変わるのが面白いが、今回その一役を買っているのは間違いなくこの人物である。六角が珍しく偉そうに振る舞う所長役を演じるが、やはり裏では大山鶴蔵社長には頭が上がらないという役どころで、拭い切れない“小物感”を共存させているのが六角らしい(『キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木』(TBS系)でも池袋署の副署長役を演じており、常にボスの存在がチラつくあくまで“二番手”役が多いのも特徴かもしれない)。

 六角は本作が連ドラ出演6作品目。作品内で独特の存在感を残していく六角だが、そもそも彼が注目を集めたのは『電車男』(フジテレビ系)での“ネットの住人”牛島貞雄役だった。それもそのはず、後々わかることだが六角本人がかなりの“鉄道オタク”で、クイズ番組『99人の壁』(フジテレビ系)の鉄道問題出題回のワンマッチゲストとして出演し、その“ガチオタ”ぶりが話題になっていた。ちなみに六角は自身の名を冠した『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』(NHK BSプレミアム)という番組も担当し、“六角精児バンド”で鉄道をモチーフにした楽曲もリリースしているほどだ。

 そんな自身の“オタク気質”も手伝ってか、六角の知名度をさらに押し上げたのはご存知の通り人気刑事ドラマシリーズ『相棒』(テレビ朝日系)での鑑識官・米沢守役の好演だった。16年間も同じ役を演じ、スピンオフ映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』では映画初主演を務めた。『相棒』ファンにとっても、なくてはならない中毒性の高い“お決まり”キャラクターだったのではないだろうか。掴みどころがなく飄々としておりあまり“帰属意識”を感じさせず群れない、そして多くは語らないながら自身の美学や正義を持ち合わせているであろう米沢は六角本人とも近しいところがありそうだ。

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