綾瀬はるかと高橋一生の剣を交えるような緊張感 『天国と地獄』ポイントは「善と悪」?

『天国と地獄』綾瀬はるかと高橋一生の競演

 脚本・森下佳子、演出・平川雄一朗、音楽・高見優と、これまで『JIN-仁-』(TBS系)や『義母と娘のブルース』(TBS系)などを手掛けてきたゴールデンチームが築くどっしりとしたステージの上で、綾瀬と高橋がこれでもかと演技力という名の剣を交えるような緊張感。彩子と日高という2人のキャラクターを通じて、これまで様々な役柄を演じ分けてきた綾瀬と高橋の真剣勝負を見守るような興奮を覚える。

 男女の魂の入れ替わりは、これまでも多くの作品で描かれてきたテーマだ。魂と身体が分裂したら、どちらが自分自身なのか。その不思議な関係は、それほど私たちを魅了してやまない。そして、視点が変われば正しさが大きく変わるという難しさも。

 かつて描かれてきた多くの作品は魂が入れ替わった相手とぶつかり合いながらも、少しずつそれぞれが持つ苦悩に直面し、理解を深め合う様が観る者の胸を打つ。ときにはそこから愛情が芽生えることも少なくない。

 しかし、今回の2人は「善と悪」という圧倒的な隔たりがある。あなたが今、もし到底許すことのできない悪人と入れ替わってしまったとしたら……? その入れ替わりの先にあるエンディングを私たちはまだ知らない。

※高見優の「高」はハシゴダカが正式表記。

■放送情報
日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』
TBS系にて、1月17日(日)スタート 毎週日曜21:00~21:54放送
出演:綾瀬はるか、高橋一生、柄本佑、溝端淳平、中村ゆり、迫田孝也、林泰文、野間口徹、吉見一豊、馬場徹、谷恭輔、岸井ゆきの、木場勝己、北村一輝
脚本:森下佳子
編成・プロデュース:渡瀬暁彦
プロデュース:中島啓介
演出:平川雄一朗、青山貴洋、松木彩
製作著作:TBS
(c)TBS

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