田中圭主演映画『ヒノマルソウル』主題歌でMISIAと川谷絵音が初コラボ 楽曲流れる予告編も公開
5月に全国公開予定の映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の主題歌が、MISIAの新曲「想いはらはらと」に決定した。
『虹色デイズ』『ステップ』の飯塚健が監督を務める本作は、1998年の長野五輪で悲願の金メダルを獲ったスキージャンプ団体の栄光を陰で支えた、25人のテストジャンパーたちの知られざる実話を描く物語。主演の田中のほか、土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)、古田新太らが出演する。
MISIAにとって2021年第1弾となる新曲「想いはらはらと」は、作詞作曲をゲスの極み乙女。の川谷絵音が手がけた、MISIAと川谷との初コラボレーション楽曲となる。実は同じ長崎生まれという共通点がある2人。川谷がMISIAにギター1本で歌った同曲のデモを送ったことがきっかけで、今回のコラボレーションが実現した。
あわせて公開された予告編では、田中、山田、眞栄田、小坂ら演じる25人のテストジャンパーたちが決死のテストジャンプに挑む様子が描かれており、終盤では、MISAの主題歌「想いはらはらと」も聞くことができる。
MISIA、川谷、企画プロデュースの平野隆からはコメントが寄せられている。
コメント
MISIA
長野オリンピックのあのジャンプの瞬間は、私もオンタイムで見ていました。今回、映画で舞台の裏側を知ったことで、なぜ時間が経った今でも、あの瞬間が心に残っているか理由が分かった気がします。
エンドロールで「想いはらはらと」が流れた時は、選手の方々の話と重なり、胸がいっぱいになりました。
この曲を作詞、作曲してくださったのは、川谷絵音さん。
川谷さんが作ってくださったこの歌を初めて聞いた時は、本当に雪のように、歌が降り積もってきて、それによって心が溶けてきて素直な気持ちが現れてくるようだと感じ、はらはらと涙が出ました。
そしてこの歌を初めて歌った時、柔らかなメロディーと歌詞なのに、とても細やかに、また複雑に韻が踏まれていることに気づき、すごい方だなと思いました。
この歌の世界観を壊すことなく、そしてこの歌を聞いた方が私と同じように、はらはらと涙をこぼすような歌を歌えていたら嬉しいです。
川谷絵音
MISIAさんは長崎の大先輩であり、大尊敬するミュージシャンです。そんな方に僕の弾き語りで作ったデモを送るという大汗しかかかない出来事を昨日のことのように覚えています。
そしてMISIAさんの歌が入った瞬間、曲が魂を持ちました。
その魂が映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の中で弾けるんです。是非それを体感して欲しい。
音楽を続けていて良かった、本当に。
企画プロデュース 平野隆
この映画の主人公は、オリンピックという輝かしい舞台を、裏方として必死に支えた実在の人物です。
彼は、負けること、叶わないことを知り、自信を失ってしまうこともありました。
でも、選ばれなかったことを知る人こそ、他人が同じ思いをした時に、笑いかけ、そっと背中を支え、押す事ができる。
僕らがそんな想いで映画を作ったのと同じように、MISIAさんにも、社会の片隅にいる“舞台裏の英雄たち”への応援歌を、優しく力強く歌い上げて欲しいと思い、オファーしました。
この映画はコロナ禍に突入する直前まで撮影していました。春になり公開延期が決定。
そして今改めて聴くと、思い通りに行かない日々を過ごす僕たちのことさえも、そっとそっと背中を押してくれています。
そんな僕らを含め、今や“コロナ禍の人々”への応援歌のようにも聞こえます。
■公開情報
『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』
5月、全国公開
出演:田中圭、土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)、落合モトキ、濱津隆之、古田新太ほか
監督:飯塚健
脚本:杉原憲明、鈴木謙一
企画プロデュース:平野隆
配給:東宝
製作:映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』製作委員会
(c)2021映画『ヒノマルソウル』製作委員会
公式サイト:https://hinomaru-soul.jp/