木村拓哉が語る、『教場Ⅱ』生徒たちとの奮闘 「もがくことがちゃんとあって、すごくいい」

木村拓哉が語る、『教場Ⅱ』生徒たちの奮闘

「自分が送り出すみんな」

ーー生徒役キャストの第1弾発表の際に「200期のみんなは、非常に“偏差値が高そう”な印象です」とコメントしていましたが、その後のふれあいの中で感じたことはありますか?

木村:今だから言えますけど、「偏差値が高そうだな」っていう最初の僕の第一印象は正直なところ半分皮肉が入っていて。良い意味ではスマートなみなさんだなと思ったんですけど、もう半分は元気ねえなと思ってたんですよ。

ーーおとなしそうっていう風におっしゃってましたもんね。

木村:僕がそういうコメントを出したあとに、監督もそのコメントを目にしたらしいんですけど、「あいつら本当の意味わかってくれるかな」っていうのを僕に言ってきて。分かってもいいし分からなくてもいいけど、撮影をして一緒に時間を過ごしていけば、その印象がどんどん変わるだろうし、スタートとしてはそれでいいんじゃないですかっていう話をしていました。実際に一緒に作業して、偏差値だけではなくて根性もしっかり持ち合わせている人たちだなというのは、やればやるほどみんなから感じ取れましたね。

ーー具体的にそう感じた場面はありますか?

木村:コロナ禍のこの状況下で撮影するとなった時に、十分な感染対策を行っているとはいえ、訓練も含め1つの空間に約30名がぎっしり詰まった状態って、やっぱり精神的にもすごいタフな状況が求められた現場だったと思います。それにもかかわらず、誰一人として腐ることなくやっていたのが大きいです。監督も求める志が高いと、「もう1回」とテイクを重ねることが多いんです。でも、それは“彼/彼女のもう1回”ではなくて、その“シーンにおけるもう1回”。僕は「あなたのもう1回ではなくてこのシーンのもう1回だから、やろうよ」と彼だったり彼女にも伝えたんです。最終的に本当に誰も逃げずにやり切っていました。風間という役を演じる立場上なのか、こうやって1本作り終えて撮影を一緒に共同作業させていただくと、一緒にやってくれたみんなのことをちょっと贔屓目に見てしまところがあります。198期の時もそうだったんですが、自分が送り出すみんななんだなっていうのは、今、撮影を終えて実際にそういう思いになれていますね。ただ単に偏差値の高いみんなじゃなかったし、本当に頑張っていました。

ーー接し方や自分の立ち位置としてはどういう風に意識していましたか?

木村:あまり何も意識してなくて、自然に「おはよう」の挨拶から始まって、「お疲れ様」で別れてという感じですね。撮影を始める前に『教場』という作品をやるにあたって、まだ2回目なのに名物化している本当に厳しい訓練があって。その訓練の時に、毎回、なぜか立ち会いたい自分がいるんですよね。立ち会ったその瞬間から風間教場における教官と生徒のみんなっていう関係性が成立してしまうというか、その方が面白いのかなという感覚で立ち会うんですけど。今回もそうしたときにすごく嬉しかったのが、前作198期の都築役をやった味方(良介)や工藤阿須加、(三浦)翔平が訓練に来てくれて。実際の警察の中で、卒業して現職の警察官になった者が、警察学校の教官のアシスタントをやることがあるんですが、それと同じように彼らもOBとして、今回の200期の訓練に立ち会ってくれて色々サポートしてくれました。とてもありがたいことだし、僕からしても感謝するべきことで、ものすごいうれしかったですね。

ーーゴールデン帯ドラマに初出演となった、事務所の後輩であるSnow Manの目黒蓮さんはどうでしたか?

木村:ドラマに慣れていない感じが全くなかったし、捉え方が良いなと感じました。ただ、撮影の現場で、ロケだろうがスタジオだろうが、顔を合わせた時に必ずしっかり挨拶をしてくれるんです。もう覚えたよっていうぐらい「Snow Man 目黒蓮です」って挨拶してくれて。もう名前だけでいいよとは思ったんですけど。しっかりどこかグループの代表として来てるっていう意識なのか。とにかくもっとドラマとか映画とかやればいいのになとは思いましたけどね。

ーーどんなところに魅力を感じましたか?

木村:グループで活動されてる時のSnow Manとしての表現も頑張っているとは思うんですけど、むしろアクセルをふかさない方が魅力的なのかなって。すごく真面目だし、もっと色んな役をやってほしいなと思いました。

ーー物語で生徒たちはそれぞれのカルマを抱えていると思います。そういう苦悶する若者たちの姿に触れる役を演じて、198~200期とこれだけ若手俳優と接してきている中で、ご自身のもがいていた青春時代を思い出すようなことはありましたか?

木村:思い出しますね。もがいた方がいいよって思うし、もがいたとしても、まだこの先もがくよっていうことしか自分の経験上言えません。でも、無気力に存在するより、もがくことがちゃんとあって、すごくいいんじゃないですかね。それにカロリーを費やすってすごくいいことだと僕は思います。

■放送情報
『教場II』
フジテレビ系にて、2021年1月3日(日)、4日(月)21:00~2夜連続放送
出演:木村拓哉、濱田岳、上白石萌歌、福原遥、矢本悠馬、杉野遥亮、目黒蓮(Snow Man)、眞栄田郷敦、岡崎紗絵、戸塚純貴、高月彩良、樋口日奈(乃木坂46)、重岡大毅(ジャニーズWEST)、三浦貴大、佐久間由衣、嘉島陸、工藤阿須加、川口春奈、葵わかな、富田望生、味方良介、村井良大、大島優子、三浦翔平、佐藤仁美、和田正人、高橋ひとみ、松本まりか、小日向文世ほか
原作:長岡弘樹『教場』シリーズ(小学館)
脚本:君塚良一
演出:中江功
プロデュース:中江功、渡辺恒也、宋ハナ、遠藤光貴(SWITCH)
制作協力:SWITCH
制作著作:フジテレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/kyojo/
公式Twitter:@kazamakyojo
公式Instagram:@kazamakyojo

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