木村拓哉、『教場II』と亡きスタッフへの思いを語る 上白石萌歌、眞栄田郷敦、福原遥ら生徒も集結

木村拓哉、『教場II』へ意気込み

 フジテレビ系SPドラマ『教場II』で主演を務める木村拓哉と、“風間教場200期生徒”の濱田岳、上白石萌歌、福原遥、杉野遥亮、眞栄田郷敦、岡崎紗絵、戸塚純貴、高月彩良、樋口日奈(乃木坂46)が集結し、コメントを寄せた。

 2020年1月4日と5日の2夜連続で、フジテレビ開局60周年特別企画 新春SPドラマとして放送された『教場』は、長岡弘樹による同名警察小説を映像化したミステリードラマ。主人公の冷徹な教官・風間公親を主演の木村が演じ、警察学校を舞台に繰り広げられる様々な人間模様が描かれた。

 第2弾となる本作では、木村が引き続き、主人公の警察学校“最恐”の教官・風間公親を演じ、200期生徒を演じるキャストには、福原、矢本悠馬、杉野、眞栄田、岡崎、戸塚、高月、目黒蓮(Snow Man)、樋口が名を連ねる。また、199期生徒役を演じるキャストに重岡大毅(ジャニーズWEST)、三浦貴大、佐久間由衣、嘉島陸、199期では休学をしており200期の生徒として復学をする上白石の出演が決定している。前作『教場』の198期生徒役を演じた工藤阿須加、川口春奈、葵わかな、富田望生、味方良介、村井良大、大島優子、三浦翔平も出演する。

 主演の木村はクランクアップを迎え、「スタッフの皆さん、共演者の皆さん、本当にイレギュラーな撮影を要す現場となりましたが、198期、199期、そして200期と、3期にまたがって自分が関われると思っていなかったので、すごく光栄に思っておりますし、感謝しています」とコメント。また、今年4月に急逝した前作のプロデューサー西坂瑞城さんに向けて、天を見上げながら「西坂、撮ったぞ!」と思いを述べた。

木村拓哉 コメント

クランクアップを迎えて

ようやく終わりましたが、まだ撮影が終わっただけで、スタッフの皆さんは編集作業に入られます。編集作業の時間が短くて大変だと思いますが、頑張ってほしいなと思います。スタッフの皆さん、共演者の皆さん、本当にイレギュラーな撮影を要す現場となりましたが、198期、199期、そして200期と、3期にまたがって自分が関われると思っていなかったので、すごく光栄に思っておりますし、感謝しています。最後になりますが、(天を見上げて)「(今年4月に急逝した前作のプロデューサー)西坂、撮ったぞ!」。ありがとうございました!

風間公親という役をどのように演じたか

まず、あのものすごくおもしろい原作のどこを切り取るのかということから始まり、中江(功)監督と脚本の君塚(良一)さんが、研ぎ澄ました感覚でエピソードを選んでくださるので、柔軟な頭にして応えていかないと、と準備していました。もちろん風間の立場や目線を持ちながらではあるんですけど、それだけだと偏った表現にしかならないので、客観視できる目線を自分の中にも持っておくというのは今作で意識した点でした。言ってみれば、共演者とのセッションで、自分はどこでどれくらい強く弾くのがいいのか、どういうリズムを取るのがいいのか、俯瞰の目で見ることを大事にしつつ、本番で演じている間は、その目線をなくして風間というパートを全力でやる。今回の『教場II』はそれが非常にバランスよくできた作品になったんじゃないかなと思っています。

どのような撮影現場だったか

この状況下、コロナ禍で撮影するとなったとき、所作訓練も含め、精神的にもすごくタフさが求められた現場だったと思います。にもかかわらず、みんな、誰1人腐ることなく取り組んでいました。中江監督がまた予定調和の芝居が大嫌いな、志の高い方ですから、そういう芝居をしたときには、何度も『もう1回』とNGを出されますし。でもそれは彼、彼女の『もう1回』ではなくて、そのシーンにおける『もう1回』で。僕も、彼ら彼女らに『あなたの“もう1回”ではなくて、このシーンの“もう1回”だから』ということを生徒役のみなさんに伝えて、みんなで乗り越えていきました。1シーンで140カット撮るときもあるんですけど、どのカットも妥協のないライブを収録してる感じでしたね。こうやって1つの作品の撮影を一緒に共同作業させていただくと、一緒にやってくれたみんなのことをちょっとひいきめに見てしまうというか。自分が教官として送り出すみんななんだなと、今実際にそういう思いになれています。みんな、本当にがんばっていました。

『教場II』はどのような作品になったか?

僕の中では(第一弾から)途切れることなくつながっている時間です。前作は警察学校198期生のエピソードで、今回は200期。その間にいる199期が前作のラストに少しだけ登場したみんななんですけど、そこの流れが少しずつ関わり合っています。198期、199期、200期と、対峙する面々が変わると、出来上がってくる空間もやっぱり違うものになる。“前作を凌駕する、しない”は、見てくださった人たちにジャッジしてもらうことだと思っていますが、同じ教場は教場でも、流れる時間や、そこで生まれる空気が全く違った作品になっているので、また違う形で楽しめるのではないかなと思っています。

■放送情報
『教場II』
フジテレビ系にて、2021年1月3日(日)、4日(月)21:00〜2夜連続放送
出演:木村拓哉、濱田岳、上白石萌歌、福原遥、矢本悠馬、杉野遥亮、目黒蓮(Snow Man)、眞栄田郷敦、岡崎紗絵、戸塚純貴、高月彩良、樋口日奈(乃木坂46)、重岡大毅(ジャニーズWEST)、三浦貴大、佐久間由衣、嘉島陸、工藤阿須加、川口春奈、葵わかな、富田望生、味方良介、村井良大、大島優子、三浦翔平、佐藤仁美、和田正人、高橋ひとみ、松本まりか、小日向文世ほか
原作:長岡弘樹『教場』シリーズ(小学館)
脚本:君塚良一
演出:中江功
プロデュース:中江功、渡辺恒也、宋ハナ、遠藤光貴(SWITCH)
制作協力:SWITCH
制作著作:フジテレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/kyojo/
公式Twitter:@kazamakyojo
公式Instagram:@kazamakyojo

『教場』SP編集版
フジテレビ系にて放送
前編:12月29日(火)21:00~22:58
後編:12月30日(水)21:00~23:28

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