福原遥が語る、『教場II』で深まった芝居への思い 「“ぶつかっている”ことも楽しみながら」
昨年に続き、木村拓哉の元に若手キャストたちが勢揃いして送る『教場Ⅱ』(フジテレビ系)。リアルサウンド映画部では、連日に渡り、200期生徒を演じる俳優たちのインタビューを掲載。トップバッターは、主演ドラマ『ゆるキャン△』(テレビ東京系)のシーズン2の放送も決まっている福原遥。
福原が演じるのは、200期生徒のひとり、忍野めぐみ。体力はまったくないが、ハーモニカを吹くのが得意なめぐみはとある出来事から警察官を目指しているが、自信がなく、女子の中では少し浮いてしまっている。本作への出演が「憧れだった」と語る福原は、『教場Ⅱ』の現場に立ったとき、どんな思いだったのか。
「念願が叶った気持ち」
ーー『教場』に出るのが念願だったそうですね。
福原遥(以下、福原):昨年放送された『教場』を観て、鳥肌が立ちました。風間教官(木村拓哉)がいる教室の緊迫感が、テレビを通しても本当に伝わってきて。この熱い現場に立ってみたいなという気持ちがふつふつと湧いてきて、お話を聞いたときは本当に嬉しかったです。
ーーそんな憧れの現場に立ったときのお気持ちはいかがでした?
福原:前作で観ていたロケ地に行くと、テレビで観たそのままだったので、「本物だ!」とファンみたいに興奮した瞬間がたくさんありました。教室で座って教官を目の前にしたときの緊張感は想像以上でした。
ーー画面からは緊張感のある空気が伝わってきますが、休憩中もずっと同じような空気なんでしょうか?
福原:休憩中は木村さんも和気あいあいと話しかけてくださりました。休憩中と本番のオンオフがすごくある現場だったので、切り替えがすごいなと思っていました。
ーー撮影前の訓練がとても過酷だと聞いています。
福原:クランクイン前に2カ月ぐらい訓練をやりました。前作を観ていて大変そうだなと覚悟していたんですが、やっぱりこんなにきついんだというくらいで……。でも私、そういうのがすごく好きなんです。みんなでひとつになって、一生懸命頑張ろうというのに憧れていたので、念願が叶った気持ちでした。みんなで「ここはこうした方が揃うね」とか、ディスカッションを重ねたり、上手くできるようにしていく作業はすごく大変だったけど、本当に楽しかったです。その訓練のときにはもう、みんながひとつになっていた気がします。
ーー『教場』の現場の話を聞いていると、同世代の若手俳優の皆さんが木村さんの元に集結して、訓練もやる。どこか選抜合宿みたいなイメージがあります。
福原:たしかに、本当に学校に通って教えていただいているという気分になりましたね。グループラインを作って、ここはこうしましょうと反省点を話し合ったり、動画をみんなで共有して「こうだったね」と話し合ったり。普通の現場とは違って、そういう部分でも、周りの方から刺激をいただくことが多かった気がします。この作品に関わらせていただいて、一人の人間としても考えさせられる部分がたくさんありました。