女子高生の「日常系」がアニメに続きドラマでも流行? 『ゆるキャン△』『女子無駄』から考察

女子高生の「日常系」がアニメに続きドラマでも流行? 『ゆるキャン△』『女子無駄』から考察

 1月クールの深夜枠で、岡田結実主演の『女子高生の無駄づかい』(テレビ朝日系、以下『女子無駄』)と福原遥主演の『ゆるキャン△』(テレビ東京ほか)という2本の漫画原作&人気アニメ作品がドラマ化されている。

『ゆるキャン△』1巻(c)あfろ/芳文社

 前者はビーノ原作で、個性的なJK(女子高生)たちがただただ無駄に日常を浪費するだけの青春を送る学園コメディ。また、後者はあfろ原作で、一人キャンプを愛する女子高生・志摩リンと、キャンプ初心者の各務原なでしこの出会いから始まるアウトドアコメディである。

 この2本に共通しているのは、女子高生たちの日常をゆるく描いた、いわゆる“日常系”作品ということ。“日常系”は、「特に大きな出来事は何も起こらない不変の日常を描いたもの」で、その中でも主に「ほぼ女の子しか出てこないほのぼの世界」は、『らき☆すた』『のんのんびより』『けいおん!』『ひだまりスケッチ』『きんいろモザイク』『日常』『あそびあそばせ』『亜人ちゃんは語りたい』『ご注文はうさぎですか?』『ゆゆ式』『ゆるゆり』『亜人ちゃんは語りたい』『私に天使が舞い降りた!』など、星の数ほどの作品がある、一大ジャンルになっている。

 しかし、こうした「日常系」のドラマというと、時代を大きく遡れば、三谷幸喜の『やっぱり猫が好き』(フジテレビ系)や、木皿泉の『すいか』(日本テレビ系)、『富士ファミリー』(NHK総合)、『Q10』(日本テレビ系)、岡田惠和の『ひよっこ』(NHK総合)、『セミオトコ』(テレビ朝日系)など、特定の作り手が担ってきた印象がある。

 また、何も起こらないでウダウダ喋る男子ばかりの世界では『THE3名様』や『アフロ田中』(WOWOW)、『セトウツミ』(テレビ東京系)などがあるが、意外にも女子ばかりの日常系というと、近年はYouTubeの『放課後ソーダ日和』がすぐに思い浮かぶくらい。アニメの世界での「女子の日常系」人気を思うと、むしろなぜドラマがこのジャンルをあまり手掛けてこなかったのかが不思議なくらいである。

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